ある生徒から聞かれました。
「先生、夏期講習と普通の授業は、何がどう違うのですか? お母さんがそれを聞いて来いって」
この生徒は、今年の春に入会してきた中2生。
再来年の事とはいえ、今から公立高校への進学が至上命題であるらしく、熱心な保護者からは、何をどうしたら日々それに向かって進んでいかれるのかを折に触れ聞かれます。
成績は中レベルで、部活動も熱心な生徒なので努力次第で可能性は広がっていくと思いますが、いかんせん、どうやったら効率的な勉強が出来るのかっという点の理解がまだ不十分なため、常に試行錯誤しながらの勉強方法になっています。
私は、このように答えました。
「夏期講習の意味ややり方は、生徒一人ひとりで違ってきます。
あなたの場合は、限られた日数で、これまで苦手なために
これまで中途半端な理解で終わってしまっていた科目の単元を、優先順位をつけて取り戻すこと。これが第一。
第二は、『考えて解く』事と、『暗記する』事とに分けて、効率的な勉強の仕方をマスターすること。
第三は、9月初めに予定されている定期テスト対策とすること。
夏期講習は約40日間というまとまった時間を取って朝から勉強できる絶好の機会だからこそ、こうした複数の目的を同時に追い求めることが出来るのです。学校が始まったら、こうした機会はなかなかありません。
まさに、『夏期講習だからこそ出来る』のであって、いつでも出来ることではありません。
このことをよく考えて、やるならあくまでも前向きに、そして積極的な気持ちを持って、この機会を逃さず、中身濃い時間としてください」
『夏期講習だからこそ出来ること』は、言葉を変えれば『夏期講習でしか出来ないこと』でもあるのですから。
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