子供たちに勉強(のし方)を教えていてよく思うことに
「子供たちが受け止め易い球を投げる」
ということがあります。
スポーツの世界では、これとは逆に「如何に相手が受け止めにくい球を投げるか」が勝負になりますよね。「球」を「技」と置き換えてもよいでしょう。
勉強でこれをやったのでは、子供たちならずともたちまち嫌になってしまいます。
勿論、勉強というのは「今まで分からなかったことを分かり、知らなかったことを知るようにすること」ですから、はじめのうちは誰にとっても難しいものではあります。
でも、子供たちにすれば、難しいものを難しく教えられるなら学習塾に通う必要は無く、難しいものをまだ知識の無い彼らが如何に受け止めやすい形にして示し、届けてくれるかが大事なポイントになるのだと思います。
難しいものを極力分かり易い形にして生徒の頭脳に届ける。このための工夫の仕方は無限に近くあります。
また、同じ工夫でも人や場所や時が変わればたちまちその有効性が損なわれることもありますので、それを防ぐという意味での工夫も必要です。
勿論、こうした周囲(学習塾)の努力や工夫も、昨日ここで書いたような、自ら努力する気概も辛抱も無い子供であれば、そこには何の成果も生まれはしないのですが。