君の名を彫るが良い
やがて天まで届くほど大きくなる木の幹に
立ち木の方が大理石よりも得だ
そこに彫り付けた名も成長する
良い詩だと感じませんか?
安直に「名前」を「勉強」ということばに置き換えたらいっぺんに興醒めかもしれませんが、でも、それはそれで真実ですよね。
今日、とある保護者の方とそのお子さんとの面談の場で、私はこの詩が心に浮かんでくるのを感じました。
保護者の方が仰ったことの中で、「いまここでじっくりと勉強のやり方から再学習してこれを身につけていくことが、後々この子が勉強面での理解を深め、その中で喜びのようなものを掴んでくれることに繋がるのではないかと、また、是非そうなってくれれば良いなと思っているんです」というところに、私は強く共感しました。
道理を踏まえ、静かにこれを語ることの出来る保護者の方と、これまた決して多くを語らないが、勉強に取り組む確かな姿勢を強く感じさせてくれるお子さんに、こちらも内心でやる気がモクモクと沸いて出てくる、そんな気がしました。