私は、子供のころから親や学校の先生たちから繰り返し、同じことを言われ続けてきました。
それは「継続は力」という言葉でした。
あまりにも単純な言葉なので、もしかしたら周囲の大人たちは皆示し合わせて同じことを言っているのではないかと思っていました。
他にも色々と言われましたが、今でもしっかり覚えているのがこの言葉であるあたり、かなりその頻度が高かったか、或いはそれだけ自分自身がそれを納得していたかのどちらかであると思います。
今、多くの子供たちと接する毎日の中で、あの時の大人たちが何故これを繰り返し言っていたのかが実によく分かります。
それだけ、みんなに継続する意志が足りていないからです。
いや、本人たちはそれなりに継続しているのだという意識を持ってはいるのでしょう。
でも、それはあくまで主観であって、客観的に誰もがそう思うレベルには至っていないのです。
問題はそこにもあります。
そういえば、大学を卒業して社会人になりたての頃、研修か何かの場で上司にこんなことを言われたのも思い出します。
「評価は自分でするのではないよ。それを覚えておきなさい。それは他人がするものです。そして、大抵の場合、それは自分が自分に下す評価よりもかなり低いものだということも」