試験が近づいてくるにつれ、追い込みの姿勢に拍車が掛かるタイプと、逆にじりじりと後退してしまうタイプとのコントラストが際立ってわかるようになってきます。
この時期は、そうしたメンタル面にも十分な注意と配慮とを払って生徒たちと接していかなければなりません。
子供たちの心理は、時には猫の目のように激しく変化します。
同じ生徒でも昨日と今日とでは全く異なった心理状態であることも少なくありませんし、もっと極端になると、1時間前と今とでもう違って見えることさえあります。
何が彼らをそうさせるのかといえば、そこには外的な要因だけではなく、彼ら自身の中にある個別の要因とがあって、それらが複雑に絡み合ってその時々の彼らを形作り、そしてそれを外に向かって発信しているということなのでしょう。
本来ならば、そうしたもののすべてをくるむようにして接してあげられればよいのでしょうが、そこは学習塾のことゆえ、いつもそのように出来るわけではありません。
それでも、可能な限り、もがき苦しむ(ように見える)生徒たちに寄り添っていかれるよう、ACSアカデミーは常に心がけています。