現在、私立の小学校に通っていて、そのまま内部進学の勉強を日々積み重ねてきた生徒がいます。
こういう生徒は毎年のようにいて、彼ら(彼女ら)の日常の勉強ぶりを見ていると、大人の私のほうがむしろ凹んでしまいそうな、それほどの勉強のボリュームです。
で、これも毎年のように感じることですが、この年齢の子は、当たり前ですが、それだけの人生経験しかないわけですので、経験豊富な大人たちに比べると、物事の分別や、「こんなことは当然知っている筈」と思うような、生きていく上での基礎的知識といったものに欠けている場合が稀にあります。
先日、ある講師とこのことについて話をしていた際、その講師がポツリと言いました。
「それはそうですよ。彼らは毎日勉強三昧で、普通の子どものようにテレビを見たり新聞を読んだりする時間も無いんですから、そういうものから自然な形で得られる知識など、これを望むほうが酷というものです」
まあ、私立中受験をしない小学生が、では新聞をしっかり読んでいるかと言えば、それはそれで疑問ですが、少なくともそういう時間を取ろうと思えば取り易いとは思います。
そういったものから得られる知識は、例えば社会の科目などでは大いに有効です。
逆に、これらが欠けたままの状態ですと、理解の速度に影響してしまいかねません。
ですから、ここでは声を大にして申し上げたいこと、それは
新聞を読もう、
雑誌も読もう、
テレビのニュースなどもコンスタントに見よう!
ということです。