今日から7月。
この前新学期に入ったばかりの印象ですが、もう今月下旬から夏休みなんですね。
早い。早すぎる。
例えば今あなたが高校受験生なら、12月まで、今月を入れて6か月弱で内申が出尽くして、あとは入試本番を残すのみということになります。
本番は来年さ、な~んて心のどこかにのんびりした気分が残っているとしたら、実はもうかなり危険水域にあると言って過言ではありません。
で、夏休みの40日をいかに有効利用するかで、この残り少ない受験生生活を大きく左右することができます。
逆を言えば、「有効利用しないのなら、受験というロードの信号機の色は、黄色から一気に赤色に変わってしまう」でしょう。
ここで少しばかり厳しいことも書いておきます。
先日、とある成学習塾経営者と話をする機会があって、彼の塾で最近行われたという保護者面談のことが話題になりました。
その家庭のお子さんの進路志望と今の成績との乖離(目標に対する現実の厳しさ)、生活のサイクルのどこに成績の伸び悩みの原因があるか、いかにしてそれを矯正していくかなどについて突っ込んだ話をしたというのですが、結論は(結論にもならない結論でしたが)、保護者の方いわく「いつか子供が今の状態の問題に気づいてくれるのを期待します。いつかやってくれるでしょう」であったと…(哀)。
私が思うに、はっきり言い切ってしまいますが、「子供の気づき」などを待っている、そんな悠長なことを言っているなら、いつまでたっても成績なんか上がりません。
仮に万が一子供の気づきがあったとしても、果たしてそれが有効に発揮できる期間内~例えば満足ので行く内申点を確保するために必要な、与えられた時間内であるかどうか?
ことは受験生に限りません。
気付こうが気づくまいが、ある程度まとまった時間があるときにしかできないことというのが実際の話あるわけで、「遅れを取り戻す」或いは「出来るものをさらに先取り学習してアドバンテージを取る」ことが、この40日には確かにあるのだということをしっかり認識し、実践できた人たちだけが大げさでなく、秋以降の勝者になれるのだと思います。