言われたことをやる

2015-07-06 17:34:21 | 学習塾・勉強の仕方

(有難いことに)最近は遠ざかっていますが、以前保護者面談の場などで、よくこんなことを聞かれました。

親「勉強の仕方がわからないようなんです」

子供の様子を見、或いはその子が親に言うことをそのままこちら(塾)に転送しているわけですが、きついことを言えば、「勉強の仕方がわからない」って、一体今何年生?と思うこと、いばしばです。

小学1年生ならまだしも、上の学年、或いは中学生にもなってこのセリフはないでしょうと(苦笑)。

それでも、塾であれば「ではこうしましょう、ああしましょう」というアイデアを出したり、もっと具体的なアドバイスをこまごまとするのですが、こういうセリフを口にする人たちの多くが、残念ながらこれらアイデアもアドバイスも右から左に受け流してしまいます。

要するに、「勉強の仕方」がわかっても行動に移さない。

ここからいえることは実に簡単、「言われたことは、まずはそのままやってみましょう」です。

そこには余計な屁理屈も自己流解釈も必要ありません。

言われたことをやる。

そのうち、それをベースに自分独自のスタイルを考え付くこともあるでしょうし、そうしたことの積み重ねがすなわち成長です。

昨日書いた高校生も、実は中学生の初めの頃はこんな風でしたが、少しずつではあっても「言われたことをやる」という行動が見についてゆくにつれ、小さな成功体験を積み重ねることが出来、そして今の位置に到達しました。

 


 

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人間的成長の嬉しい例

2015-07-05 20:18:56 | 学習塾・勉強の仕方

昨日も今日も、週末・休日に関係なく、定期テスト真っ最中の高校生対象のテスト対策授業をマンツーマンで行っています。

その子に関していえば、中学生のときは成績的には真ん中より少し下くらいを行ったり来たりという感じだったのですが、高校に入ってからもコンスタントに通塾してくれる中で、「やったらやっただけ点数が上がった。成績も伸びた」という成功体験が、彼の個性にまで好影響を及ぼしたようで、今では「クラスで1番になる」「学年でトップを目指す」などといった極めてポジティブな言葉が出てくるまでになりました。

実際、例えば英語と現社では現在前者がクラストップ、後者が学年トップというところまできて、今は他科目もそれらに準じる位置に迫っています。

こうなると、これらの事実が黙っていても彼の中の情熱に点火して、以前はどちらかというとこちら主導でこうしようああしようというリードが必要だったものが、自発的な行動を自然に出来るまでになって、単なる勉強面に留まらず、人間的な成長をすら感じさせてくれます。

学習塾冥利に尽きるとは、まさにこのことですね。

 


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summer training 夏期講習のご案内

2015-07-01 20:00:03 | 学習塾・勉強の仕方

今日から7月。

この前新学期に入ったばかりの印象ですが、もう今月下旬から夏休みなんですね。

早い。早すぎる。

例えば今あなたが高校受験生なら、12月まで、今月を入れて6か月弱で内申が出尽くして、あとは入試本番を残すのみということになります。

本番は来年さ、な~んて心のどこかにのんびりした気分が残っているとしたら、実はもうかなり危険水域にあると言って過言ではありません。

で、夏休みの40日をいかに有効利用するかで、この残り少ない受験生生活を大きく左右することができます。

逆を言えば、「有効利用しないのなら、受験というロードの信号機の色は、黄色から一気に赤色に変わってしまう」でしょう。

ここで少しばかり厳しいことも書いておきます。

先日、とある成学習塾経営者と話をする機会があって、彼の塾で最近行われたという保護者面談のことが話題になりました。

その家庭のお子さんの進路志望と今の成績との乖離(目標に対する現実の厳しさ)、生活のサイクルのどこに成績の伸び悩みの原因があるか、いかにしてそれを矯正していくかなどについて突っ込んだ話をしたというのですが、結論は(結論にもならない結論でしたが)、保護者の方いわく「いつか子供が今の状態の問題に気づいてくれるのを期待します。いつかやってくれるでしょう」であったと…(哀)。

私が思うに、はっきり言い切ってしまいますが、「子供の気づき」などを待っている、そんな悠長なことを言っているなら、いつまでたっても成績なんか上がりません。

仮に万が一子供の気づきがあったとしても、果たしてそれが有効に発揮できる期間内~例えば満足ので行く内申点を確保するために必要な、与えられた時間内であるかどうか? 

ことは受験生に限りません。

気付こうが気づくまいが、ある程度まとまった時間があるときにしかできないことというのが実際の話あるわけで、「遅れを取り戻す」或いは「出来るものをさらに先取り学習してアドバンテージを取る」ことが、この40日には確かにあるのだということをしっかり認識し、実践できた人たちだけが大げさでなく、秋以降の勝者になれるのだと思います。


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