ある知人から下記のメールが転送されてきたので、ブログにもアップしておきます。
「六・四」天安門事件十八周年記念集会
時 間:2007年6月3日 PM 6:00~8:00
場 所:東京芸術劇場5F大会議室
住 所:東京都豊島区西池袋1-8-1
主催者:民主中国陣線日本支部、中国民主運動海外連合会議日本支部
担 当:林飛 辺寧
TEI 03-5907-5660
FAX 03-5907-5662
交 通:JR山手線・地下鉄丸の内線・有楽町線 池袋西口徒歩1分
しかし中国といえば、少し前にニュースで話題になったのが、重慶の楊武さん一家による「史上最強の立ち退き拒否」。都市再開発を進める市政府に対して、生活権擁護を掲げて一歩も引かず、開発業者に家の周りを掘り崩されて自宅が陸の孤島になっても頑強に抵抗(記事冒頭の写真)。最終的には和解で決着したようですが。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070326-00000012-rcdc-cn
この時、楊武さんは、自宅の屋上に中国国旗(五星紅旗)を掲げて抵抗しました。これは、同時期に全人代(全国人民代表大会、日本の国会に相当)で審議されていた物権法(公民の私有財産保護を規定)にあやかろうという魂胆は勿論あるのでしょうが、それと同時に、中国国旗が、今の中国共産党政府の思惑とはまた別の意味で、「人民的抵抗」や「人民解放」のシンボルとして捉えられているという証左でもあります。少なくとも今の日本の「日の丸・君が代」では、まかり間違えても絶対にこうはならないでしょう。
中国国内におけるこの種の現象は、例えば、資本家や党官僚の横暴に抗して、労働争議や土地立ち退き・徴税拒否に立ち上がった民衆が、ストやデモの現場でインターナショナル(下記参照)を歌って自分たちの闘争を鼓舞したり、という場面で見られます。前述の六四天安門事件(1989年)の時も、民主化運動のリーダーだった学生たちが歌ったのはインターナショナルでした。
http://www.panda-mag.net/keyword/ta/tenanmon.htm
1956年のハンガリーでも、1989年の中国・天安門でも、民衆が求めたのは、「人間の顔をした社会主義」であり「真の民主主義」「名実共に人権が尊重される世の中」です。それを求めて「ニセモノの社会主義」に闘いを挑んだのです。だから、彼ら・彼女らの民主主義と人権を求める闘いが、国境を越えて、同じ様に民主主義と人権を求める全世界の人々の心を揺り動かしたのです。日本でも、大阪・釜ヶ崎の日雇い労働者が、自分たちを排除しようとする機動隊に向かって、「お前たちのやっている事は天安門と同じじゃないか!」と叫んだのです。彼ら・彼女らが求めたのは「真の民主主義」であって、ネットカフェ難民を生み出すような「エセ民主主義」では断じてありません。
昨今は、中国・北朝鮮の話題と言えばもう、いつもいつも「反日デモ」や「不法滞在」を格好の口実にして、「チョーセン人やシナ人をやっつけろ!」といった偏頗な言説が大手を振ってまかり通っています。しかも、その同じ輩が同じ口で、自国内における社会的弱者の人格や生存権を貶めるような言説を平気で垂れ流しています。それでは、中国の共産党独裁が、単に日本のブルジョア独裁にすり変わっただけにしか過ぎません。私たちが求めるのは、そんな「ニセモノの民主主義」ではありません。「ホンモノの民主主義」です。その実現に向けて、「万国のプレカリアート(下記参照)よ、団結せよ!」。
・注:プレカリアート=「不安定(プレカリアス)な雇用や生活を強いられている労働者(プロレタリアート)」を意味する造語。ワーキング・プアを政治的・階級的に表現した言葉。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88
・インターナショナル(国際労働歌)について
ウィキペディアによる解説
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB_%28%E6%AD%8C%29
ソウル・フラワー・ユニオンによるアレンジ歌謡(MP3)
http://folk.ntnu.no/makarov/temporary_url_20060919zkkfg/internationale-jp-sfms.mp3
「六・四」天安門事件十八周年記念集会
時 間:2007年6月3日 PM 6:00~8:00
場 所:東京芸術劇場5F大会議室
住 所:東京都豊島区西池袋1-8-1
主催者:民主中国陣線日本支部、中国民主運動海外連合会議日本支部
担 当:林飛 辺寧
TEI 03-5907-5660
FAX 03-5907-5662
交 通:JR山手線・地下鉄丸の内線・有楽町線 池袋西口徒歩1分
しかし中国といえば、少し前にニュースで話題になったのが、重慶の楊武さん一家による「史上最強の立ち退き拒否」。都市再開発を進める市政府に対して、生活権擁護を掲げて一歩も引かず、開発業者に家の周りを掘り崩されて自宅が陸の孤島になっても頑強に抵抗(記事冒頭の写真)。最終的には和解で決着したようですが。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070326-00000012-rcdc-cn
この時、楊武さんは、自宅の屋上に中国国旗(五星紅旗)を掲げて抵抗しました。これは、同時期に全人代(全国人民代表大会、日本の国会に相当)で審議されていた物権法(公民の私有財産保護を規定)にあやかろうという魂胆は勿論あるのでしょうが、それと同時に、中国国旗が、今の中国共産党政府の思惑とはまた別の意味で、「人民的抵抗」や「人民解放」のシンボルとして捉えられているという証左でもあります。少なくとも今の日本の「日の丸・君が代」では、まかり間違えても絶対にこうはならないでしょう。
中国国内におけるこの種の現象は、例えば、資本家や党官僚の横暴に抗して、労働争議や土地立ち退き・徴税拒否に立ち上がった民衆が、ストやデモの現場でインターナショナル(下記参照)を歌って自分たちの闘争を鼓舞したり、という場面で見られます。前述の六四天安門事件(1989年)の時も、民主化運動のリーダーだった学生たちが歌ったのはインターナショナルでした。
http://www.panda-mag.net/keyword/ta/tenanmon.htm
1956年のハンガリーでも、1989年の中国・天安門でも、民衆が求めたのは、「人間の顔をした社会主義」であり「真の民主主義」「名実共に人権が尊重される世の中」です。それを求めて「ニセモノの社会主義」に闘いを挑んだのです。だから、彼ら・彼女らの民主主義と人権を求める闘いが、国境を越えて、同じ様に民主主義と人権を求める全世界の人々の心を揺り動かしたのです。日本でも、大阪・釜ヶ崎の日雇い労働者が、自分たちを排除しようとする機動隊に向かって、「お前たちのやっている事は天安門と同じじゃないか!」と叫んだのです。彼ら・彼女らが求めたのは「真の民主主義」であって、ネットカフェ難民を生み出すような「エセ民主主義」では断じてありません。
昨今は、中国・北朝鮮の話題と言えばもう、いつもいつも「反日デモ」や「不法滞在」を格好の口実にして、「チョーセン人やシナ人をやっつけろ!」といった偏頗な言説が大手を振ってまかり通っています。しかも、その同じ輩が同じ口で、自国内における社会的弱者の人格や生存権を貶めるような言説を平気で垂れ流しています。それでは、中国の共産党独裁が、単に日本のブルジョア独裁にすり変わっただけにしか過ぎません。私たちが求めるのは、そんな「ニセモノの民主主義」ではありません。「ホンモノの民主主義」です。その実現に向けて、「万国のプレカリアート(下記参照)よ、団結せよ!」。
・注:プレカリアート=「不安定(プレカリアス)な雇用や生活を強いられている労働者(プロレタリアート)」を意味する造語。ワーキング・プアを政治的・階級的に表現した言葉。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88
・インターナショナル(国際労働歌)について
ウィキペディアによる解説
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB_%28%E6%AD%8C%29
ソウル・フラワー・ユニオンによるアレンジ歌謡(MP3)
http://folk.ntnu.no/makarov/temporary_url_20060919zkkfg/internationale-jp-sfms.mp3