以前から「一度は応援に行かなければ」と考えていた東大阪市長選挙ですが、この19日の金曜日の休みに思い切って行って来ました。実はその数日前から風邪を引き始めていて、行こうかどうか迷っていました。しかし、以前の市議選の時にも腰痛の気が出て応援をキャンセルしていたので、「今度こそは」という事で前日に医者に行って、何とか風邪を抑えて参加してきました。
当日は午前10時前に、同じ元いずみ生協職員つながりという事で、前もって連絡を入れていた上原賢作市議の事務所に行きました。私と上原市議とは、生協で働いていた時の部署はそれぞれ別でしたが、労組で顔を合わしたりしていたので、互いに顔と名前ぐらいは知っている間柄でした。行ったら向こうも私の事を覚えていて下さいました。
午前中は、「明るい会」の宣伝カーに地元後援会員のおばちゃん達と同乗して、事務所周辺地域を流して、スポット演説を何箇所かこなし、午後からは上原事務所で夕方4時ごろまで、「しんぶん赤旗」読者を中心に押さえの電話掛けを行いました。
当日は終日雨降りで、平日と言う事もあって余り人通りはなかったので、市民の反応を探る所までは行きませんでした。それよりも風邪を引いていたので、果たして声が出るかどうか心配だったのですが、そこは昔取った杵柄、労組時代にも選挙応援や春闘集会で演説した事もあったので、直ぐに勘を取り戻しましたが。昼からの電話掛けも、対象が赤旗現・元読者という事もありましたが、概して反応は良かったように思います。
何で私が思い立ったようにノコノコとこの選挙の応援に行ったのかというと、理由は二つあります。
一つは何と言っても、この間の市長不信任に至る経緯が、道理も何も無いムチャクチャなものだった事です。単に「気に入らないから」という理由だけで、再選されてまだ1年にもならず特段の不祥事も何も起こしていない市長を、数を頼りにいきなり不信任に追い込んだのですから。それで当の自分達はと言うと、大阪府下では談合で逮捕された枚方市長の辞任勧告の足を引っ張り、国政では、あれだけ参院選でNO!を突きつけられても安倍の居座りを許し続けた挙句に、政権放り出しの醜態まで晒しておきながら。
もう一つは、そんなムチャクチャが同じ大阪の直ぐ近くで行われているのに、知らん顔していて良いのか、という気持ちもあったからです。確かに私はブログで自分の意見を発信しているだけでなく、地元でビラ配付を手伝ったりもしていますが、それでも今は無党派で未組織のフリーターという事で、実際の政治活動には殆ど参加する機会がありませんでしたから。
しかし、不信任を強行した自民・公明両党の議員と民主党の一部議員って、つくづくバカですね。あんな無茶な真似さえしなければ、私も今更、わざわざ東大阪くんだりまで行ってまで、もう辞めた党の応援などする事も無かったのに。正に「薮蛇」とはこの事です。
今度の選挙戦(21日告示、28日投票)も、折角長尾市長を不信任に追い込んでおきながら、またぞろ保守分裂を繰り返している体たらくで。対立候補は、一人は元市議会議長の野田義和で、こちらは自民・公明推薦(特に公明)。同じ苗字というだけで何の繋がりも無い野田聖子と、ツーショットで収まったポスターを、市内のあちこちに張り出していました。もう一人は元自民党府議の西野茂。
この東大阪保守の宿痾ともいうべき内輪もめは、塩川正十郎派と反塩川派の確執に、解同(解放同盟)や民主党の利害も絡んでいるようで、その根っ子は深いもののようです。自民・公明推薦の野田にしても、民間有力者に出馬を打診するも悉く断られた末の立候補との事。
しかし、相手は何と言ってもまだまだ多数派の国政与党。直近の市議選で不信任反対派が躍進したとは言っても、油断は禁物です。こちらは、新社会党も長尾市長支持の立場を鮮明にしたとは言え、それでもまだまだ少数派。投票日までは目が離せません。
※記事の写真は、上原事務所に張ってあった長尾市長のポスター。告示前のポスターなので、あくまでも選挙後の11月に行われる演説会への案内の形を取っています。長川堂(はせどう)さん(市長の右の女性)はその演説会の予定応援弁士。
(関連記事)
・「態度が不遜」なのは一体どちらか?(拙ブログ)
http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/173f27e2213cbdf40c2aea62bb800bc4
・東大阪市議選 自公の「不遜な態度」に最初の審判下る(同上)
http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/73a429ee87b1a1809b5ee5b827ac585e
・東大阪・長尾市長、失職選び出直し市長選に出馬へ:不信任は「数の暴力」と強く非難(JANJAN)
http://www.news.janjan.jp/government/0709/0709102114/1.php
・出直し東大阪市長選 不信任決議は何のため?(産経イザ)
産経にまで「何のための不信任決議だったのか」と報じられる有様でw。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/87451/
・「地域人権・同和問題の真の解決」ブログの東大阪市政関連記事より
今回の長尾市長不信任劇の裏には、利権の温存を図ろうとする解同と保守派の癒着があったのは明らかです(市営住宅のカラ管理委託問題など)。長尾市長による市議会での施策の見直し表明以降、市長不信任の動きが俄かに活発化してきた事などに、それが如実に現われています。
http://yhx0303.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_1619.html
http://yhx0303.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_d077.html
・東大阪市(ウィキペディア)
東大阪は中小企業集積率全国一の地域で、町工場による人工衛星(まいど1号)打ち上げでも有名になった街です。底力はあるのですが、今まで保守と解同に市政が食い物にされてきた結果、市民は汚職・腐敗と低福祉に苦しめられてきました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%B8%82
当日は午前10時前に、同じ元いずみ生協職員つながりという事で、前もって連絡を入れていた上原賢作市議の事務所に行きました。私と上原市議とは、生協で働いていた時の部署はそれぞれ別でしたが、労組で顔を合わしたりしていたので、互いに顔と名前ぐらいは知っている間柄でした。行ったら向こうも私の事を覚えていて下さいました。
午前中は、「明るい会」の宣伝カーに地元後援会員のおばちゃん達と同乗して、事務所周辺地域を流して、スポット演説を何箇所かこなし、午後からは上原事務所で夕方4時ごろまで、「しんぶん赤旗」読者を中心に押さえの電話掛けを行いました。
当日は終日雨降りで、平日と言う事もあって余り人通りはなかったので、市民の反応を探る所までは行きませんでした。それよりも風邪を引いていたので、果たして声が出るかどうか心配だったのですが、そこは昔取った杵柄、労組時代にも選挙応援や春闘集会で演説した事もあったので、直ぐに勘を取り戻しましたが。昼からの電話掛けも、対象が赤旗現・元読者という事もありましたが、概して反応は良かったように思います。
何で私が思い立ったようにノコノコとこの選挙の応援に行ったのかというと、理由は二つあります。
一つは何と言っても、この間の市長不信任に至る経緯が、道理も何も無いムチャクチャなものだった事です。単に「気に入らないから」という理由だけで、再選されてまだ1年にもならず特段の不祥事も何も起こしていない市長を、数を頼りにいきなり不信任に追い込んだのですから。それで当の自分達はと言うと、大阪府下では談合で逮捕された枚方市長の辞任勧告の足を引っ張り、国政では、あれだけ参院選でNO!を突きつけられても安倍の居座りを許し続けた挙句に、政権放り出しの醜態まで晒しておきながら。
もう一つは、そんなムチャクチャが同じ大阪の直ぐ近くで行われているのに、知らん顔していて良いのか、という気持ちもあったからです。確かに私はブログで自分の意見を発信しているだけでなく、地元でビラ配付を手伝ったりもしていますが、それでも今は無党派で未組織のフリーターという事で、実際の政治活動には殆ど参加する機会がありませんでしたから。
しかし、不信任を強行した自民・公明両党の議員と民主党の一部議員って、つくづくバカですね。あんな無茶な真似さえしなければ、私も今更、わざわざ東大阪くんだりまで行ってまで、もう辞めた党の応援などする事も無かったのに。正に「薮蛇」とはこの事です。
今度の選挙戦(21日告示、28日投票)も、折角長尾市長を不信任に追い込んでおきながら、またぞろ保守分裂を繰り返している体たらくで。対立候補は、一人は元市議会議長の野田義和で、こちらは自民・公明推薦(特に公明)。同じ苗字というだけで何の繋がりも無い野田聖子と、ツーショットで収まったポスターを、市内のあちこちに張り出していました。もう一人は元自民党府議の西野茂。
この東大阪保守の宿痾ともいうべき内輪もめは、塩川正十郎派と反塩川派の確執に、解同(解放同盟)や民主党の利害も絡んでいるようで、その根っ子は深いもののようです。自民・公明推薦の野田にしても、民間有力者に出馬を打診するも悉く断られた末の立候補との事。
しかし、相手は何と言ってもまだまだ多数派の国政与党。直近の市議選で不信任反対派が躍進したとは言っても、油断は禁物です。こちらは、新社会党も長尾市長支持の立場を鮮明にしたとは言え、それでもまだまだ少数派。投票日までは目が離せません。
※記事の写真は、上原事務所に張ってあった長尾市長のポスター。告示前のポスターなので、あくまでも選挙後の11月に行われる演説会への案内の形を取っています。長川堂(はせどう)さん(市長の右の女性)はその演説会の予定応援弁士。
(関連記事)
・「態度が不遜」なのは一体どちらか?(拙ブログ)
http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/173f27e2213cbdf40c2aea62bb800bc4
・東大阪市議選 自公の「不遜な態度」に最初の審判下る(同上)
http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/73a429ee87b1a1809b5ee5b827ac585e
・東大阪・長尾市長、失職選び出直し市長選に出馬へ:不信任は「数の暴力」と強く非難(JANJAN)
http://www.news.janjan.jp/government/0709/0709102114/1.php
・出直し東大阪市長選 不信任決議は何のため?(産経イザ)
産経にまで「何のための不信任決議だったのか」と報じられる有様でw。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/87451/
・「地域人権・同和問題の真の解決」ブログの東大阪市政関連記事より
今回の長尾市長不信任劇の裏には、利権の温存を図ろうとする解同と保守派の癒着があったのは明らかです(市営住宅のカラ管理委託問題など)。長尾市長による市議会での施策の見直し表明以降、市長不信任の動きが俄かに活発化してきた事などに、それが如実に現われています。
http://yhx0303.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_1619.html
http://yhx0303.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_d077.html
・東大阪市(ウィキペディア)
東大阪は中小企業集積率全国一の地域で、町工場による人工衛星(まいど1号)打ち上げでも有名になった街です。底力はあるのですが、今まで保守と解同に市政が食い物にされてきた結果、市民は汚職・腐敗と低福祉に苦しめられてきました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%B8%82