アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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ネットカフェ難民・日払い労働体験記の動画貼付

2008年08月27日 20時19分43秒 | 一人も自殺者の出ない世の中を
 遅まきながら、このブログにも動画貼り付け機能がある事を知り、私も試してみました。すると、意外なほど簡単に貼り付ける事が出来ました。そんなに簡単に出来るのなら、もっと早くからやっておれば良かった。

 貼り付けた動画は、昨年「ニュース・ゼロ」で放送された女性タレントの日払い労働体験記です。当該番組の企画で、『タレントの相沢真紀が、番組スタッフからネットカフェ難民の一日平均所持金(3500円)だけを渡されて、お忍びで3日間のネットカフェ生活・職探し・日払い労働を体験する』―という、下記タイトルのものです。マイミクさんの日記でその存在を知りました。前編(1-2)と後編(2-2)の2つに分かれていますので、順にクリックしてご覧下さい。相沢が最終盤で図らずも口にした、「これは、もはや労働に名を借りた”虐め”じゃないか」という意味のボヤキが、視聴者にも真に迫ってきます。

相沢真紀が日雇い労働体験(1-2)↓


相沢真紀が日雇い労働体験(2-2)↓


 というか、はっきり言って、この番組(動画)に映し出されていた、派遣先従業員による派遣ワーカーに対する作業説明の様子ですら、余りにも奇麗事でしか無い。現実には、派遣ワーカーにはこんな丁寧な対応などされません。
 その事は、自分の身に引いて考えてみたら直ぐに分かります。自分も現場で仕事を抱えている中で、毎日入れ替わり立ち替わりやって来て、当日初めて出会い、その日一日だけ仕事して帰る人を、即戦力として使いこなさなければならないのですよ。作業者は素人の寄せ集め、でも当日の仕事は終わらさなければならない。そんな中での作業指示が、「おい、そこの君、この商品をあそこに持って行ってくれ」というだけの、まるで「労働者をモノ扱い」する様な単発的な形を取らざるを得なくなるのは、火を見るより明らかです。作業マニュアルも一応ありますが、それはあくまで業務のアウトラインでしか無い。マニュアルだけで仕事が回るなら、誰もこんな苦労などはしない。

 それは派遣ワーカーの側から見ても同じです。それも、上記の派遣先従業員の立場を、派遣ワーカーの側にそのまま置き換えて見れば、直ぐに分かります。当日就く業務の具体的な内容や、酷い場合は勤務先の名称ですら、出発直前まで分からない。職場に着いても、トイレが何処にあるかも分からないまま、制服や安全靴も空きの分を適当に宛がわれただけで(仕事で使う軍手・ボールペン・カッターですら自腹で用意しなければならない)、通り一遍の説明だけでいきなり配置に就かされ、ミスすれば露骨に嫌な顔をされ、酷い場合は人格まで否定されるのですから。

 派遣先従業員が派遣ワーカーの人となりを知る暇も無く、派遣ワーカーが派遣先の業務内容や作業手順をまともに理解する暇も無いままに、一発勝負で現場を回さなければならない。そんな状況下でトラブルや事故が起こらない筈が無い。これが、政府や御用マスコミが今まで散々持ち上げてきた、新自由主義とか構造改革とか言われる社会での労働の実態です。
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