「首が回らなくなった」といっても、別に借金の話ではありません。本当に首が回らなくなりました。
私は、疲労性腰痛の持病を抱えている事もあって、元から首・肩・腰がよく凝るほうでしたが、ここ数日は、特に首から肩にかけての張りが酷かったのです。多分、職場異動で通勤時間がさらに早まり、環境が変わった事も影響していたのでしょう。
しかし、それは別に今に始まった話ではなく、日常生活に支障をきたすほどでもなかったので、普段は特に凝りが酷い時だけ、近所の整骨医で電気マッサージをしてもらう程度で済ませていました。
ところが昨夜から今朝にかけて、ついに首が回らなくなりました。首を回したり上げ下げしたり出来なくなったのです。別に寝違えた心当たりもなかったので、多分、今までの慢性頸椎症が、つもりつもって出てきたのでしょう。
今日は有休をもらい、さっそく近所の整形外科に行ってきました。その時に撮った写真が上記のものです。
上記左上の画像が、その時の首のレントゲン写真です。7つある頸椎(けいつい:首の骨)の隙間には、実際には椎間板(ついかんばん)というクッションの役割を果たす器官があるのですが、そこが徐々に衰えてきているのだそうです。まだまだ若いつもりでいましたが、やはり身体は正直です。
画像の下のほう(水色の矢印部分)に比べて、上のほう(赤い矢印部分)の隙間が塞がっているのが分かるでしょう。これが、椎間板が衰えてきた証拠なのだそうです。上記のレントゲン写真・図解でいうと、第二(C2)・第三(C3)頸椎の間で、その現象が起こっているのです。
そのあおりで、頸椎同士が根元が擦れ合って、炎症を起こしているのだそうです。それで首が回せなくなったのだとか。病名も聞きましたが、「××性××症」と、何やら長ったらしい名前だったので、覚えていません。要するに、変形性頸椎症の一種でしょう。
医者曰く、とにかく首を動かさず安静にして、患部に湿布を張って処方薬を飲んで、ひたすら炎症が鎮まるのを待つしかない、との事でした。
だから、それからずっと、ちょうど少し下向き加減に、前を向いたままの姿勢でいます。本当は横になって少しでも寝たいのですが、寝ると今度は首に負担がかかって、寝返りを打つと痛いので、今夜はどうして寝ようか思案中です。あれからずっと、他にやる事がないので、パソコンの前に座ってブログを書いています。
「明日は何とか出勤してくれ」と言われていますが、それまで炎症が治まってくれれば良いのですが・・・。
最後に、ひとつラッキーだった事を書いておきます。ちょうどこの時期は、職場異動に伴い、健康保険証も切り替え手続き中で、手元にはまだ新しい保険証が来ていませんでした。
本来ならば医療費を実費請求される可能性もあった所を(過払い分は後日保険証交付後に改めて還付請求しなければならない)、たまたま切り替え直前に旧保険証のコピーを取っておいたので、それで代用する事が出来ました。もっとも、後日に新保険証を医者の所に持っていかなければなりませんが。それでも、一旦実費請求されよりかは、遥かにマシです。但し、今回はたまたまお医者さんの裁量で切り抜ける事が出来ただけで、いつでも写しが使える訳ではありませんので。以上、念のため。
【11月1日追記】
整形外科医で処方された消炎鎮痛剤の効き目もあってか、ようやく昨夜辺りから徐々に首が回るようになり、やっとまともに睡眠が取れるようになりました。
そして今日、二週間ぶりに、行きつけの鍼灸医さんで、鍼灸治療とリハビリを合わせてやってもらい、大分楽になりました。
昨日の出勤時点では、まだ頭上にあるレイアウト表示の看板が見辛くて、商品を所定位置に持っていくのにも一苦労でしたが、その苦しみからもやっと解放されます。
私が疲労性(慢性)の頸腕・腰痛症を患うようになったのも、元はといえば生協時代からの、朝早くから低温での作業や、パワハラも横行していたスターリン職場での精神的緊張によるものであり、そういう意味では労災とも言えるものでしょう。ところが、当時は専従職員論による洗脳もあって、パワハラ被害の自覚すらありませんでした。労災の証拠もそろえる事が出来ないまま、退職してしまった事については、今思っても痛恨の限りです。
そして退職以降も、結局「餅は餅屋」という事で、同じような仕事で飯を食っています。身体を動かす仕事ゆえに、肥満などの生活習慣病や精神的ストレスの影響は比較的受けずに済んでいますが(これぞ「冷凍庫・冷蔵庫ダイエット」の効能)、その反面、低温環境の宿命たる頸腕・腰痛症とは、今後も一生付き合っていかざるを得ないでしょう。
ただ、この病気のもう一方の元凶たる、パソコンでのインターネット・ブログ更新については、こちらは完全な自己責任ですので、今後は睡眠時間の確保を最優先で、時々ストレッチ体操も入れながら、メリハリをつけて、やっていこうと思っています。