アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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資本家と労働者は基本的立場が違う

2010年07月04日 09時05分53秒 | 職場人権レポートVol.1
 6月17日付記事「人よりトイレのスリッパの方が大事なのか」につけたセルフ・コメントを、そのまま近況報告の続編として、下記に貼り付けておきます。尚、この話は、まだ更に少し続きがあります。

■体力も怒りも我慢の限界に近づきつつある (プレカリアート、2010-06-20 07:10:44)

 来月から更に仕事がきつくなります。(1)この間の新店オープンに伴う仕分け店舗数の増加、(2)バイトが2名退職、(3)夏休み商戦開始、主にこの3つの影響で確実に物量増が予想されるにも関わらず、会社経営が赤字で元請にピンハネもされているという理由で、毎日の出勤人数が来月も減らされたまま据え置かれる事になったからです。今、職場はこの話題で持ちきりです。
 この出勤調整の影響が、既に随所に現れています。夜勤作業の遅れに昼勤作業の遅れが加わり、更に夜勤→昼勤と、遅れが雪だるま式に膨れ上がってきています。遅れを出しながらも、どうにか形だけ仕事を終わらせているのが実情ですが、もうそれも限界に近づいています。昨日なんて昼食を食べれたのは午後2時前です。

 そんな中で、昨日はたまたま私とバイト・チーフの「団塊オヤジ」(5月21日付「奴隷根性の一掃に向けて」に登場)が残業でした。2人になると、どうしてもこの間の労働条件悪化の話題に話が及びます。時間ギリギリまで作業に追われ、立ち話もままならない中でも、2人とも、自然と怒りがポンポン口をついて出てきます。
 私は、「会社がここまで俺らをモノ扱いする以上は、俺らも、ただ馬車馬のように働くのではなく、もっと割り切るべき所は割り切らなあかんのと違うか?そもそも、資本家と労働者は基本的立場が違うんやから」と、オヤジに思い切って言いました。そうしたらオヤジも「そうやな、その通りや」と返して来ました。

 このオヤジの反応は私の想像以上でした。それを見て、このオヤジにも、昨日ついに、当該エントリー記事の内容をそのままワードに落として印刷した文章を読ませ、私が地域労組に加入した事も言いました。オヤジも、それに対して直接どうこうは言いませんでしたが、概ね好意的な反応を示してくれたように思います。
 職場には、相変わらず大きな変化はありませんが、地下では、確実にマグマが煮えたぎって来ているのは確かです。

  

■ブログ記事をビラ代わりに使う (プレカリアート、2010-06-27 17:52:15)

>このオヤジにも、昨日ついに、当該エントリー記事の内容をそのままワードに落として印刷した文章を読ませ、私が地域労組に加入した事も言いました。(上記2010-06-20 07:10:44付コメント)

 この「団塊オヤジ」以外にも、既に現時点で3名の同僚バイトに、私自身の地域労組加入の事実を告げ、当該「ワード・ビラ」を配布しています。
 その3名のうちの1人で、最近も仕事の件(それも多分に労働条件絡みの)で所長と衝突した事もあり、最も労組加入の脈がありそうなバイトに、この「ビラ」の感想を聞いてみた所、やはり「溜飲が下がった」「スーッとした」との、好意的な感触を得る事が出来ました。

 そこで、この彼には、まず私と同じ地域労組への加入を勧めておきました。いきなり職場で労組結成まで話を持っていくには色々抵抗があっても、自分自身が加入するだけなら、別段そんなに難しい話ではない。現にこの私自身も、実際の労組活動と言えば、この前の歓迎会に参加し、月額1200円の労組費を払っているだけで、謂わば「掛け捨ての保険に入っている」位の感覚でいます。
 ただ、それだけでも、何の保障も無かったルンペン・プロレタリアートの頃とは違い、少なくとも自分自身については、たとえ会社側が何か言ってきた場合でも、対等の立場で団体交渉に持ち込めます。そういう意味では、何をされてもされるがままでしかなかった以前とは、確実に違う。
 そういう事を彼にも言って、加入する気になったらいつでも私の所に言ってくるように、言っておきました。

 まずはここから始めていくつもりです。職場の実情については、既に他にも問題にすべきネタが幾つかあり、追々それもこのブログに取り上げていくつもりです。そのブログ記事の一つ一つが、後に会社と何かあった時に、有力な証拠となります。
 また、職場の中にこの「ビラ」を配布する事で、職場の同僚の意識を徐々に高めていく、という狙いもあります。私が当該記事=「ビラ」の中で、わざわざ中国ホンダのストの事に言及しているのも、自分たちに加えられている搾取が、グローバル資本主義・新自由主義の在り様とは切っても切り離せない事を、絶えず自覚してもらう為です。そうでないと、今のご時世、これをそのまま放って置いたら、排外主義やネオナチなどの変な方向にも行きかねませんから。

 しかしこれも余り過ぎると、「ビラ」の内容を職場の同僚が理解できなかったり、何かの党派の宣伝のようにも取られかねません。それは私の本意ではありません。
 また、ブロガーの立場から言わせて貰うと、余りこの職場ネタばかりに拘泥したくは無いのです。何故なら、自分たちにとっては焦眉の問題であっても、一般読者にとっては余りにも話題がローカル過ぎて、いささか取っ付き難いのは否めません。それはアクセス数の推移からも伺えます。

 その辺の兼ね合いもあって難しい部分はありますが、少しづつ協力者の輪を広げていこうと考えています。

  
コメント (4)
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