アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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「我々の中に搾取されてない奴がいるなんて許せない!」

2010年07月15日 09時18分36秒 | 職場人権レポートVol.1
  

304 名前:名無し物書き@推敲中?[sage] 投稿日:2010/05/13(木) 10:42:21
【世界の常識 vs 日本の常識】

世界の常識:過労死するくらいなら抗議したほうがいい
日本人:抗議するくらいなら黙って自殺したほうがいい

世界の常識:悪政に苦しむくらいなら革命するほうがいい
日本人:革命するくらいなら悪政に苦しむほうがいい

世界の常識:我々を搾取する奴がいるなんて許せない!
日本人:我々の中に搾取されてない奴がいるなんて許せない!

世界の常識:汚職を批判しないのは真の社会人ではない
日本人:汚職を批判するのは真の社会人ではない

世界の常識:責任ある行動をとるのが大人というものだ
日本人:責任を逃れる行動をとるのが大人というものだ

世界の常識:普段は競争していても、危機が迫れば手を組む
日本人:普段は群れていても、危機が迫れば足を引っぱり合う

世界の常識:物事がうまくいかないなら、うまくいくよう改善しよう
日本人:物事はどうせうまくいかないし、もう少し悪くなってもいいや

 http://ayacnews2nd.com/archives/51638655.html
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 上記文章の元々の出典は不詳です。恐らく2chかどっかでしょう。既にあちこちのブログで紹介されていて、私もそれで偶々知る事になりました。そんな怪文書ながら、内容が余りにも面白くまた悲しくて、思わずこちらでも紹介する事にしました。
 取り分け上から二番目の、「革命するくらいなら悪政に苦しむほうがいい」のくだりなんて、上には何も言えずに、ひたすら下にしわ寄せする事で、自分たちだけ姑息に生きながらえようとする、事なかれ主義の我が社の社畜ども、そのもので。同じく三番目の「我々の中に搾取されてない奴がいるなんて許せない!」も、自民党・「みんなの党」支持者やネットウヨクによく見られる発想ですしね。

 更にネットで検索したら、新自由主義者の池田信夫も、前後の言葉を入れ替えただけでほぼ同名の記事を書いていました。但し、書いている事は、「もはや額に汗して働くなんて時代遅れだ」「これからは、たとえ借金増やしても、もっともっと自由化して外資をどんどん引き入れ、日本をシンガポールやドバイみたいな国にすれば良い」という事でしかありませんが。
 それで日本から農業や商店街を一掃して、マクドナルドやコンビニだけになってしまったら、日本はジャンクフードだらけの国になってしまいます。それとも、自分たちさえ潤えば、「後は野となれ山となれ」なのでしょうか。しかし、本当に世界中から「額に汗して働く」人がいなくなれば、誰も生きていけなくなるのですがw。
 結局この論は、「額に汗して働く」役回りを一番弱い誰かに押し付けて、自分はそれを見て見ぬふりして不労所得(搾取の代価)でのうのうと暮らしながら、さも「俺たちは偉いんだ、お前らみたいなカスとは違うんだ」、或いは闇金ウシジマくんのように「搾取されるぐらいなら搾取する方に回る」と、嘯ているだけなのです。
 一部に日本経団連の御手洗執行部批判とも取れるような事も書いてますが、それすら「もっと弱肉強食に徹せよ」という立場からの批判でしかないのですから、お里が知れます。「極右からの自民党批判」と同じで、見るべきものは何もありません。
コメント (7)
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