アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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年末年始のささやかな勝利

2013年01月02日 20時09分23秒 | 職場人権レポートVol.2
    

 2013年の新しい年が明けました。今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 しかし、流通・運送業界や外食産業で働く人たちにとっては、盆も正月も関係ありません。寧ろ普段よりも何倍も忙しかったりします。某スーパーの物流センターでバイトとして働く私も、御多分にもれず早朝から深夜まで仕事で、今日の休みに(世間では正月2日だが私にとっては通常の定休日)、初めてお雑煮やおせち料理にありつく事が出来ました。

 そんな普段より忙しい年末から年始にかけて、職場でちょっとした出来事がありました。
 物流センターで商品を店舗別に仕分けるのが私の仕事です。レーンで仕分けした商品をカゴ車に載せ、店別に待機場所に収納するのですが、場所によっては床が前方に傾いていたりします。私の担当店舗の中にもそんな場所があり、幾ら奥へ押し込んでもカゴ車が前へ転がって来ます。上記左端の写真を見て貰えれば分かりますが、下手すると転がった拍子に、横のドーリー(緑色コンテナを積んだオレンジ色の台車)に積まれた豆腐や漬物類をも引っかけて倒す恐れがあります。それを防ぐ為に、まだ収納に比較的余裕がある午前中などは、転がり出る分については、もう無理に奥に詰めずに、マンホール(同じく左から2番目の写真)付近の真ん中の窪地に最初から置くようにしています。

 12月29日の午前中も、仕方ないので転がり出す分については、最初から真ん中の窪地にカゴ車を置いていたら、社員の井下(仮名)に「きちんと奥から詰めろ」と言われました。この社員とは、別のレーン・店舗を担当していた時にも同様のトラブルがあったので、私も少しカッとなり、「そんな事を言うなら床の傾斜を先に直してくれ」(私)、「この床の傾きは排水の為だ、お前だけ勝手な事を言うな」(井下)と、言い合いになってしまいました。
 その「別のレーン・店舗でのトラブル」も、同様に床が傾いていた為に、私の担当店舗のドーリーが転がって別の店舗の置き場所に紛れ込んでしまい、私がそれに気付かずドーリーの台数を読み間違えてカウントを挙げてしまったというものです。この時も、下手すればカウント・ミスだけでは済まずに、ドーリーを転倒させてしまっていたかも知れないのです。
 それでもミスはミスなので、私も「今後は気を付ける」という事で納得していたのに、翌日の朝礼でまた井下が、床の傾斜やレイアウトの不備も棚に上げて、私のミスばかりを言い募るような発言をしたので、その時も朝礼後に一悶着あったのです。その時も井下は「排水の為だ、勝手な事を言うな」の一点張りでした。

 でも、おかしな話ですよね。上記のマンホール写真を見て貰えれば分かりますが、こんな通気孔しか開いていないようなマンホールに、どうやって排水を流し込むのですか? 排水の度に重たいマンホールの蓋をこじ開けるのですか(一人では無理)? 本当に排水の為なら、こんな準密閉式の物ではなく網状の蓋で塞ぐものでしょう。それに排水用の溝や水道も周囲には一切ない。第一、排水や洗浄やっている所なぞ今まで一度も見た事がない。牛乳や醤油を破損してこぼしても拭きもせず、そのままにしていても誰も何も注意しないのに。恐らく床の傾きは、このセンターが湾岸沿いの埋立地にあり、今までも阪神大震災などで被災した事から来る液状化地盤に因るものでしょう。
 だから、傾きそのものはもう直しようがない事ぐらい、バイトの方でも分かっています。建物の基礎から改修しなければならないので、膨大な設備投資がいる。しかも、もう何十年も前に出来た古いセンターで、建物も仕分けシステムも丸ごと変更するような建て替え工事も既に始まっている中で、下請けにしか過ぎないうちの会社が、今更どうにか出来るものではない。

 しかし、そうは言っても、現に作業に支障をきたしているのだから、たとえそんな環境下でも円滑に仕事が出来るように、具体的に改善策をアドバイスするのが、社員がバイトにすべき指導じゃないのですか。
 私も色々考えて、所長や他の社員・アルバイトにも相談しました。最初の数台は、最奥の比較的平らな他店との境界部分の亀裂に、後輪を引っかける形で収納出来るからまだ良いのです。問題は二列目以降で、モロ斜めになっている部分に置かざるを得ない。カゴ車の前輪を横向けにして固定しようにも、重い牛乳や鍋物が積まれた物ではびくともしない。所長は「もう真ん中の窪地に置いたままで良い」と言ってくれましたが、台数が増えてきたらそうもいかない。
 そこで苦肉の策として、上記右二枚の写真にもあるように、この店だけの車止めを廃材の段ボールで作りました。使い回ししたいので、捨てられないように車止めの表示とナンバリングまで施して。
 こういう様に、具体的な改善策を提示して、作業の安全と効率アップを図るのが社員の仕事でしょうが。それもせずに、商品こぼしても放ったらかしの現状も見て見ぬふりをしたまま、やれ「排水の為」だの「勝手な事をするな」だの言われても全然説得力がない。仮に百歩譲ってそれが本当に排水の為だったとしても、だから「何もしなくても良い」理由にはなりません。

 この井下という男、万事こんな調子で、今までも他のバイトと何度もトラブルを起こしてきたのです。勤続年数は長いのに仕事の中身を何も知らず、具体的な指導も何も出来ず。しかも、ただ出来ないだけでなく、今回の様に虚勢張って言い訳に終始したり、何かと「上から目線」の偉そうな口調で精神論ばかり振り回すものだから、もうみんなから嫌われているのです。その虚勢ぶりや「上から目線」の態度たるや、もう石原慎太郎や橋下徹にそっくりで!
 この井下には、正直言って、所長も他の社員も匙を投げています。それは実際に他の社員からも聞いています。しかし、会社も会社で、その井下を持て余すばかりで、何ら育てようとはしない。育成も見限りもせず「飼殺し」にしたままで。
 こういう事なかれ主義で無責任な会社なので、私が業務改善の賛同者を募った時も、何ら改善しようとはせずに「臭いモノに蓋」の対応に終始したのでしょう。そんな体質の会社なので、私も当初は社員なんてハナから当てにはしていませんでした。独力で井下のパワハラと闘うつもりでいました。如何に無能社員の不当行為が相手とは言えども、こちらは一介のアルバイトにしか過ぎません。それなりの覚悟や準備も必要です。幸い個人加盟の労働組合には入っているので、いざとなればそちらの力を借りれば良いか、位のつもりでいまいた。

 それが、年末から年始にかけての会社側の対応は、予想外に迅速なものでした。いつも現場にしょっちゅう見廻りに来ていた(実際には碌に指導も出来ずトラブルを引き起こすだけだが)井下が、29日以降は、私のいる時間帯に私のレーンには一歩も来なかったw。退勤時にタイムカードを押した後で、私のレーンの横を通り過ぎて行くのを一度目にしただけで。
 これって、会社側も結構私に気を使っている証拠では? そういう意味では、昨年の業務改善の賛同者集め顛末書の一件も、決して無駄骨ではなかったという事では。勿論、私と井下という「水と油の関係」を引き離しただけで、「臭いモノに蓋」という会社の体質は何ら変わらない訳ですが、そこまで変えるとなると、もう私一人の力では無理です。
 寧ろ、たとえ本質的には何ら変わらなくても、「私には下手な事なぞ出来ない」という状態に持って行けただけでも、昨年やった事の意味はあったと思います。
 このご時世、「文句を言っても仕方ない、何事も我慢が肝心」という風潮ばかりがやたら幅を利かせていますが、それでは井下も会社もますます増長するだけです。時にはガツンと一発食らわせてやる事も必要じゃないでしょうか。(→続編に続く) 
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2013年 新年の挨拶に代えて

2013年01月02日 08時27分33秒 | 当ブログと私の生い立ち
 喪中で「新年明けましておめでとう」とは言えませんが、代わりに我が家の雑煮・おせち写真をば。関西風の白味噌雑煮(焼き餅入り)と、その上左から順に栗きんとん・黒豆・数の子・なます。今日は通常の定休日で明日からまた仕事ですが、私にとっては初めて祝う正月で、昼は兄・妹夫婦も集まりホテルで外食です。昨年の総選挙は散々な結果に終わりましたが、「夜明け前の闇こそが最も暗い」。今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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