森友疑惑追及で情報公開請求しても開示されるのは黒塗りの「のり弁」ばかり(但馬問屋さんのツイッターより)
先日、××(A)先の××(B)センターで、こんな事がありました。
私は新人オペレーター研修の一環で、隣席オペレーターと客との会話をモニターで聴いていました。
隣席のオペレーターTさん(仮名)も独り立ちしたばかりの人で、慣れない仕事に苦慮していました。
そのTさんに、××(C)を走行中のドライバーから下記の問い合わせがありました。
「××(D)県の××(E)と××(F)の間で××(G)やってるのか?××(H)で何かそういう張り紙してあったの見たんやけど?」
そこで、Tさんも私も、××(B)のホームページで該当区間の××(G)について検索しましたが、どこにもそんな情報は載っていませんでした。所長から××(B)の管制部門に問い合わせてもらいましたが、その時も「該当なし」という返事でした。
そして、Tさんがドライバーにその旨返事した所、「じゃあ、あの張り紙は一体何やねん?お前、一体どんな××(I)してるんや!もし××(G)されていたら、あんた責任取れるんか?あんた名前何て言うんや?」と、ドライバーとの間でトラブルになってしまいました。
ちょうどそこで退勤時刻となり、私は退勤しましたが、Tさんはその後も対応に苦慮していました。
私はその事が気になり、帰ってから改めて××(B)のホームページをのぞいて見ると、何と勤務時間にはアップされてなかった××(G)の内容がホームページにアップされているではないですか!
それによると、当該区間では、今年9月1日から12月15日まで、××(J)に伴い、昼夜連続で××(G)が実施されている事になっています。
それほど大規模な××(G)なら、当然、私達がいつも見る××(B)のサイトにも記載されていなければいけないはずです。しかし、私の仕事中には、どこにもそんな情報は載っていませんでした。そして、所長の問い合わせに対しても、××(B)の管制からは「××(G)なぞやっていない」という返事でした。
翌日、さっそく所長にくだんの××(G)図を見せて、××(B)のその後の対応について聞いてみました。しかし、所長いわく「多分、Tさんは、××(K)だけの情報で検索したから、××(G)の情報を見つけ出せなかったのではないか?」と言い、私がなおも食い下がると「今、忙しいから」とお茶を濁されてしまいました。
その日もモニター研修で、隣席の先輩オペレーターの応答を聞き取る様に指示されました。そこで、先輩オペレーターに前述のTさんの一件を話し、××(B)の情報告知忘れが過去にあったかどうか聞いてみました。しかし、その先輩オペレーターも、「人間のする事だから絶対に間違いはないとは言えないが、そういう事は今まで一切無かった。但し、××(I)の種類の違いによって検索すべきサイトが微妙に異なる中で、共通する情報についても、こちらのサイトには既に告知されているが、あちらのサイトにはまだ告知されていないという、タイムラグが発生する事はある」という返事でした。
私は××(K)だけでなく××(G)や××(L)の項目でも検索かけたはずだったので、少し納得がいきませんでしたが、これ以上追及しても水掛け論になるだけなので、もうそれで一旦矛を収める事にしました。
それ以外にも、ドライバーとは、こんなトラブルがありました。隣席の先輩オペレーターが電話を取ると、いきなりドライバーが××(M)や××(N)の場所も言わずに、いきなり「ATMはどこにあるんや!」。オペレーターが「どちらから電話をお掛けでしょうか?」と聞いても「下りや!」w。
どうやら、このドライバーは有名なクレーマーだそうで、××(B)内部でも要注意人物としてマークされている様です。私が今まで聞いた応答の中でも桁外れに非常識な客でした。
でも、そこは、さすがにベテランのオペレーターです。こんなムチャクチャなクレーマーに対しても、神対応で、クレーマーから罵倒されながらも、最後には無事、応答を終える事が出来ました。私にはとても真似できません。
しかし、私が思うに、幾ら相手が客でも、ここまで非常識なクレーマーに対しては、こちらも客としてでなくクレーマーとして扱っても良いのではないでしょうか?それを下手に客として扱うから、相手も余計に図に乗って、何度も××(B)に電話を掛けて来るのではないでしょうか。勿論、「売り言葉に買い言葉」になってしまってはダメですが、全ての応答が録音され、証拠として残るのですから、もう少し断固たる対応を取っても良いのではないかと思います。
また、それとは逆に、オペレーターの接客コールが、余りにも丁寧過ぎて、短気なドライバーを逆にイラつかせている面もあるのではないかと感じる事もありました。私達オペレーターは、「お客様、大変お待たせ致しました。担当のプレカリアートがお受けします。お客様、どういうご用件でしょうか?〜」と言う様に指導されています。通常はそれで良いと思いますが、ドライバーによっては、「名前なんか、こっちから聞かん限り、別にクドクドと名乗らんでもええ。そんな事よりも、早よ聞いた事に答えろや!」と思う人も中にはいるかも知れません。そういう人に対しては、こちらも時によっては、「そうですか〜。それは大変でしたね〜」みたいに相槌を打ちながら、ざっくばらんに話した方が、かえってスムーズに応答できる様な気がします。
最初の「断固たる対応」については、先輩オペレーターの意見は聞けませんでしたが、後者の「ざっくばらんな話し方」については、先輩オペレーターに意見が聞けました。先輩いわく「その人にとっては良くても、第三者から見て、××(B)として相応しい対応なのか否かという事を考えなければならない。ただ、その点をわきまえ、基本事項を踏まえた上でなら、ある程度は応用きかせても良いのではないか」という返事でした。
私の研修期間もいよいよ終了します。次からは私も電話を取らなければなりません。それを横で先輩が聞いて逐一指導する形になります。今まで接客なんてした事がなかった私に、果たして務まるでしょうか…。
以上が××(A)先の近況報告です。実名を伏字にした上で、何とかブログに公開できる形に編集しました。守秘義務にうるさい××(A)先ですが、何でもかんでも秘密にしなければならないとは私は思いません。顧客名簿をライバル業者に売り渡す等の犯罪行為はもちろん論外ですが、逆に、「たとえ相手が同僚であっても社外では一切仕事の話をするな」というのも、明らかに行き過ぎだと思います。これではもう「見ざる、言わざる、聞かざる」で「臭い物に蓋」ではないですか。幾ら就業規則で社員を縛っても、国民には言論の自由があります。しかし、幾ら憲法で言論の自由が保障されていても、国民が実際にそれを行使しないと「絵に描いた餅」で終わってしまいます。
政治にも、その世相が反映されています。世論調査では、森友・加計学園の疑惑や安保法制の決め方について、「安倍政権のやり方には納得できない」という意見が、5~7割を占めます。ところが、その一方で、安倍内閣や自民党の支持率も4割以上もあります。安倍政権の個々の政策には反対意見が多数を占めるのに、なぜ内閣支持率が半分近くもあり、選挙をやればいつも自民党が勝ってしまうのか?海外メディアの方にとっては、なぜそうなるのか、全然理解できないようです。
しかし、私にはその理由が何となく分かります。たとえ内心快く思っていなくても、お上や経営者、元請け等の「偉い人」の言う事には逆らえない人が多いのです。それも、ただ「逆らえない」だけでなく、自分の方から「迎合」しようとする人が多いのです。今年の流行語にもなった「忖度(そんたく=遠慮)」という言葉なんて、正にその象徴でしょう。だから、幾ら憲法で言論の自由が保障されていても、現実には秘密主義がまかり通ってしまうのです。
「お客様は神様です」と持ち上げるのも、本当にお客様の事を思って、そうしているのではありません。自分達の保身から、「触らぬ神に祟りなし」と、腫れ物に触るようにしているだけなのです。それを「お・も・て・な・し」とか言って、誤魔化しているだけなのです。本当にお客様の事を思っているなら、JR福知山線事故や笹子トンネル天井板崩落事故、神戸製鋼の製品データ改ざん事件や福島第一原発事故のような安全軽視、手抜き点検は起こらないはずです。
どうりで、日本ではブラック企業がはびこるはずです。「過労死」なんて日本特有の言葉です。外国語には「過労死」に相当する言葉なんてありません。外国にもブラック企業は一杯ありますが、泣き寝入りして死ぬまで追いつめられるような事はありません。そうなる前に立ち上がるか辞めるかします。「忖度」も「過労死」も、日本人の奴隷根性の象徴です。戦前の特高警察による検閲じゃあるまいし、何故この程度の事も伏字にしなければならないのか?今は戦前か?ここは北朝鮮か?