ブログ更新が滞って申し訳ありません。実は心霊現象にさいなまされていましたw。大阪の西成にも実は心霊スポットがあります。スパワールドの裏手にある通称「首吊り廃墟」がそうです。居酒屋や立ち飲み屋が周辺に林立している中で、そこだけが奇妙な静寂に包まれています。元は大阪国技館という相撲施設があった所で、手前にはその事を記した石碑と案内板も建てられています。
そこが何故、写真の様な廃墟になったのか詳しくは知りません。何故そこが「首吊り廃墟」と呼ばれているかと言うと、そこで首吊り死体が発見されたからです。発見したのはスパワールドの宿泊客です。窓から廃墟の方を見ると、首吊り死体がぶら下がっていたという事で大騒ぎになりました。そこから心霊スポットの噂が広まりました。暇な人はネットで検索してみて下さい。但し、現地に行っても火事で焼け残った建物が建っているだけです。周囲も壁に取り囲まれ立ち入ることは出来ません。くれぐれも、勝手に立ち入って不法侵入で逮捕されたりしないように注意して下さい。
そして我が社にも心霊スポットがあります。冷蔵倉庫内の商品仕分けラインにある2つの店の場所がそうです。ラインは1番から8番まであります。そのうちの8番にある2つの店です。その店は隣同士にありましたが、仕分けするたびに誤配が起こるようになりました。何度注意して商品を仕分けしても、作業員が店の行き先ラベルを貼り間違えて隣の店に誤配されてしまう事故が相次ぎました。そこで、業を煮やしたスーパーが、遂にその2つの店を引き離して、片方の店を8番から最も離れた1番ラインに隔離する事になりました。正に「呪われた2つの店」です。特に1番ラインの隅っこに追いやられた店の方では、周囲にまるで結界でも張り巡らされたかのように、仕分け作業で入るたびに原因不明の悪寒におそわれますw・・・。
こんな笑い話みたいな事が我が社で起こっていたので、その対応に手を取られていました。詳しくは会社のHPに投稿した私の下記の問い合わせメールを参照して下さい。
●テレコ出荷事故への対応について(1月26日投稿)
今週初めの夜勤作業で、27番〇〇店と42番△△店のカゴ車が丸々1台テレコ(あべこべに)出荷されてしまう事故がありました。会社側の説明では、この2つの店は、同じ8番ラインの隣同士の場所にあり、仕分け作業で満車になったカゴ車を出す際に、作業者が誤って隣のバーコードラベルを貼ってしまった為に、テレコ出荷されてしまったとの事でした。この2店については、以前にも同様のテレコ出荷事故が起こっているので、両方の店を別々のラインで仕分けする事になりました。
しかし、私はこの会社側の対応について、以下の点で疑問に感じます。
①単に仕分け作業でのラベルの貼り間違いだけが原因なら、どちらかの店の誤配だけで済む筈です。両方の店のカゴ車が同時にテレコで配達されてしまうような事にはなりません。それがテレコにまで至るのは、作業者が時間に追われて、ラベル貼り作業を後回しにせざるを得なかった可能性があります。果たして当日の作業管理は適正だったのでしょうか?
②会社は事故後に、バイト全員に対して、どんな時に出荷ミスが起こりやすいかを問うアンケートを取っています。つまり、この時点では、事故原因の究明はまだ始まったばかりでした。以前にも同様のテレコ事故があったからと言って、事故原因の究明も進まないうちに、何故ライン変更だけを急ぐのでしょうか?「隣同士だから事故が起こった」なんて言い出したら、それこそ毎日ライン変更しなければならなくなります。
③何故よりによって、それまで洋日配専用の8番ラインで仕分けしていた27番店を、わざわざ和日配専用の1番ラインで仕分けするようにしたのですか?そんな事したら、1番で和日配商品仕分け終了後に、また洋日配商品の受注データをダウンロードして仕分けしなければならなくなります。それでまた新たな事故を引き起こしたら一体どうするのですか?同じラインの中で場所を離す、もし違うラインで仕分けするにしても、同じ洋日配ライン(4、6~8番)の中でのライン異動に留める等、他にもっと容易な変更方法があるのに、何故こんな煩雑な事をしなければならないのでしょうか?
事故原因の究明もなおざりにしたまま、仕分け作業者に余分な負担だけを強いる今回のライン変更には絶対に納得できません。
●事故の根本原因(1月30日投稿)
過日投稿した誤配事故はテレコ出荷ではありませんでした。42番△△店に行くべきカゴ車1台がラベルの貼り間違いで27番〇〇店に誤配されてしまった単独事故でした。以上訂正しておきます。
その事故対応ですが、双方の店名・番号が類似しているならともかく、類似もしていないのに、以前も同じ店同士で誤配があったからというだけで、わざわざ異なるカテゴリー区分のラインに異動し、仕分け作業の手間を増やすだけの対応には、どうしても納得が行きません。
前回も今回も、誤配したのはベトナム人留学生バイトでした。むしろ、そこにこそ誤配が何度も起こった原因があるのではないでしょうか。これが言葉が通じる日本人相手なら、たとえ仕分け初心者であっても正確に作業しなければならない事ぐらいは伝わります。しかし、言葉も通じない外国人労働者に身振り手振りで作業を教えただけでは、「ただ数通りに箱を分ければ良い」ぐらいにしか伝わりません。何故、カゴ車を正しくセットしなければならないのか?店舗ラベルをカゴ車に貼っておかなければならないのか?店舗ラベルとバーコードラベルが一致している事を確認しなければならないのか?言葉も通じない相手に、身振り手振りだけで、そんな細かい所まで説明するのは無理です。
だから誤配が立て続けに起こったのです。そんな事は少し考えれば誰でも分かります。でも、外国人労働者を教育するには時間も手間もかかる。一方で上からは「事故の責任を一体どう取るのか?」と日夜詰め寄られる。そこで苦し紛れに、仕分けレイアウトのせいにして、ライン変更だけでお茶を濁したのでしょう。
でも、幾らそんな事をしても、根本的な解決にはなりません。変更後もまた同じ様な事故を起こすだけです。むしろ「何か言っても睨まれるだけだ。ただ上から言われた通りに、形だけ取り繕えば良いのだ」という風潮が蔓延して、ますます「ただ数通りに箱を分ければ良い」だけの仕事に成り下がってしまいます。
そうなってしまったのも、元はと言えば会社や社員がそれに流されて来たからです。それでも、どうしてもライン変更で済ませたいなら、一旦手仕分けの形にして、バイトに負担を押し付けるのではなく、社員の手でデータ読み替え処理をするのが筋だと思います。
以上が誤配事故について私が会社に問い合わせた内容です。それに対して所長から事故の内容について説明も受けました。所長の説明によると、事故が起こったのは作業終了間際の、もう仕分けなければならない商品もほとんど残っていない時間帯です。作業に追われてラベルを貼り間違えたというならまだしも、別にそんな状況でもなく、現場が商品やカゴ車でごった返して混乱した状況でもなかったのに、何故、隣の店のバーコードラベルを貼ってしまうといった凡ミスを、同じ店で2度もやらかしてしまったのか?
ラベルを貼り間違えてしまったベトナム人バイトに確認しようにも、最初に貼り間違えたベトナム人は既に退職してしまっています。2回目に貼り間違えたベトナム人も、日本語が通じない為に、きちんと聞き取りが出来ませんでした。そこで、状況証拠から事故原因を推測すると、おそらく「元々カゴ車に店の行き先ラベル(店舗ラベル)を貼っていなかったのではないか?」と言うのです。
仕分け作業のカゴ車には、最初に店舗ラベルが貼られます。それを貼っておかないと、仕分け中にどこの店のカゴ車か分からなくなりますから。そして、カゴ車が商品で一杯になると、作業者はその店のバーコードラベルを貼って、携帯端末でバーコードをスキャンして、カゴ車を所定の場所に持って行きます(下記マニュアル参照)。そこで、もし間違えて隣の店のバーコードラベルを貼ってしまっても、店舗ラベルとバーコードラベルが一致しなくなるので普通は気付きます。しかし、作業員がその意味を理解せず、単に「商品を積むだけ」「目の前にあるバーコードをスキャンするだけ」と認識してしまっていたらどうなります?相手は言葉も満足に通じない外国人労働者です。十分あり得る話です。
こんな事になってしまったのも、会社が政府の尻馬に乗って、言葉も通じない外国人労働者を、単に安い賃金で雇えるからという理由だけで、安易に人手不足の穴埋めに雇ったからではないですか。そうであるにも関わらず、ベトナム人教育係までバイトの私に丸投げし、カゴ車1台分を丸々誤配してしまう重大事故が起こっても、それを仕分けレイアウトにせいにして、店同士を引き離せばそれで良しとして、それに伴う余分な作業が増えても、バイトに押し付ければ良いとする。
それに異議を唱えても「上が決めた事だから仕方ない」と。じゃあ、もし上が藪医者で、インフルエンザにかかっても通常の風邪薬しか処方してくれなかっても、「上が決めた事だから仕方ない」と受け入れるのか?もし自分が患者なら、絶対にそんな事ないですよね。「ちゃんとした薬を処方してくれ」と言うでしょう。それが何故この場合はOKなのですか?困るのはバイトで自分ではないからでしょう。
受注データの切り替え自体はそんなに難しくはありません。別のカテゴリーのデータをラインのパソコンにダウンロードして、そのカテゴリーの画面に切り替えるだけです。でも、メチャメチャ忙しい時はその秒・分単位の遅れが命取りになる場合もあるのです。そもそも会社や社員の監督不行届で起こった事故なのに、何故バイトだけに負担をしわ寄せされなければならないのか?そんな事を許してしまったら、次はバイトの首切りが強行されますよ。事故も増えはしても減る事は絶対にないです。
そういう「形だけ取り繕えば良い」という仕事のやり方が、単に「商品を積むだけ」「目の前にあるバーコードをスキャンするだけ」「間違えて積み間違えたりスキャンし間違えても知ったこっちゃない」という無責任な態度を増幅してしまっているのではないですか。今の厚労省の統計偽装、安倍政権のアベノミクス偽装と同じ事を、会社もやってしまっているじゃないですか。
本当は私も、わざわざ会社に睨まれてまで、こんな同じ事ばかりウダウダ言いたくはないのです。でも、誰かが言わないと、また同じ事が繰り返されてしまうじゃないですか。進歩も改善も絶対にあり得ないじゃないですか。だからしつこく書くのです。外国人を雇う以上は、それに見合うだけの教育を、外国人労働者にも我々日本人労働者にもきちんと施せよ。それを出来るだけの体制をちゃんと作れよ。会社の責任で。言いたいのはそれだけです。