アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

再び懐かしのシチューに出会う

2018年11月21日 22時53分55秒 | なにわB級グルメ探訪

読者の皆さんは、以前、このブログでシチュー(シチュウ)について書いた事があるのを覚えておられるでしょうか?シチューと言ってもビーフシチューやクリームシチューの事ではありません。玉葱・じゃが芋・牛バラ肉の入った薄味のポトフみたいな料理の事です。ちょうど肉じゃがをポトフにした様な感じです。昔は私の実家でも、夕食のおかずによく出ましたが、最近はほとんど見かけなくなりました。もう知っている人も少ないでしょう。以前ブログで取り上げたお店も、後に全て休廃業してしまいました。

ところが、そのシチューを食べられるお店がまだ残っていると聞き、今日の公休日に早速食べに行って来ました。それが、大阪市北区の天神橋筋6丁目にある「かね又」というお店です。大阪メトロの堺筋線天神橋筋6丁目駅を降り、13番出口を出て次の角を右に折れて一つ目の角にあります。「特製シチュー」の看板が出ているのですぐに分かると思います。

 

店内は4人掛けのテーブル席に、L字型のカウンター席が8席ぐらい。10人も入ればもう満杯になるぐらいの小さなお店です。そのお店を、ご夫婦2人で切り盛りしておられました。ちょうど、お昼時に行ったので、席はほぼ埋まっていました。日替わり定食と、このシチュー定食が看板メニューです。シチューに卵焼き、小鉢2つ、お新香が付いて800円。小鉢は好きな物を2つ選ぶ事が出来ます。

私は勿論、シチュー定食を注文しました。そして、惣菜の小鉢を選んで待っていると、遂にシチューにご飯とお新香が運ばれて来ました。程なくしてアツアツの卵焼きも出来上がり。このお新香の沢庵も昔ながらの味で、最近はほとんど見かけなくなりましたね。シチューにはソースを少し垂らし、上から山椒の粉をパラパラと振りかけます。そうしたら、もう眼前には「昭和の世界」が広がっていました。とても21世紀の現代とは思えません。シチューのお味も、ほどなく塩味が効いて、なかなかのお味でした。今の濃厚なクリームシチューも良いですが、たまにはこんな薄味のシチューも食べて見られてはいかがでしょうか?

当日は午後から知人と日本橋で会う約束があったので、シチューを食べた後はとんぼ返りで帰りましたが、帰り道も昔ながらの町家が並び、なかなか風情がありました。ただ、残念ながら、このお店は日曜・祝日は休みで、平日も9時から17時までしか開いていません。その上、料理が売切れれば時間内でも店仕舞いしてしまうそうです。夫婦だけで切り盛りしている家族経営のお店なので、無理は出来ないのでしょう。もし行かれるなら、早めに行く事をお勧めします。そして、ご飯の量も、もう欲しかったです。それは比較的小食の私でも感じました。電車賃使っても食べに行くだけの価値は確かにありましたが、今度来る時は、もう少し時間に余裕のある時に来て、付近の昔ながらの町家も堪能してから帰ろうと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« クラゲ女をやっつけろ! | トップ | プレカリアートのルポ西成 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

なにわB級グルメ探訪」カテゴリの最新記事