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ⅠR(カジノ)誘致に際し住民投票実施を求める陳情書(改訂版)

2022年01月29日 21時38分28秒 | 都構想・IRカジノ反対!

先日参加した大阪・夢洲のカジノ誘致についての討論集会で提起された陳情書を私も作りました。そして大阪市会に送ったのですが、印鑑を押し忘れたので返送されてしまいました。陳情書を署名(自筆)で出す場合は自筆が本人作成の証拠となるので押印は不要ですが、記名(印刷やゴム印で氏名を記入する事)の場合は本人作成の証に押印が必要なのです。そこで、陳情書の表題をもっと簡潔で分かりやすい内容に変え、コロナ感染状況の記述も最新のデータに更新した上で、押印済・改訂版の陳情書を本日市会に再送付しました。それが下記の陳情書です。

大阪市会議長様

ⅠR誘致に際し住民投票実施を求める陳情書

(陳情趣旨)

現在、大阪市の人工島・夢洲に「特定複合観光施設」の名称でⅠR(統合リゾート施設)が誘致されようとしています。ⅠRと言っても実態はカジノ(賭博場)です。その他のホテルや国際会議場は全てカジノ目当ての客を当て込んでの付属施設に過ぎません。このカジノについては今でも下記の様な懸念が指摘されています。

1. ギャンブル依存症の蔓延、治安悪化や犯罪増加が懸念される。それでもⅠR誘致を強行するのは、他人の不幸を金儲けのネタにする所業。こんな新自由主義の「貧困ビジネス、ブラック企業」的な姿勢で、大阪が世界から尊敬される都市になるとは到底思えない。

2. 夢洲は人工島で軟弱地盤。地震や津波が来れば壊滅的な被害が出る。

3. 夢洲は元々ゴミの最終処分場で有害物質も大量に残留。開発には膨大な土壌改良費が必要。

4. 夢洲開発で野鳥の飛来地が失われる。野鳥の中には絶滅危惧種も多く含まれる。これは同時期に開催されるSDGs(持続可能な開発)を掲げた万博の理念にも反する。

5. 誘致計画案ではⅠRの事業期間は35年間で、その上更に30年間延長可能。その間は幾ら赤字が続いても、こちら側からは契約破棄できない。カジノ業者は儲からなくなればいつでも撤退可能なのに、府民だけが長期間に渡り開発の尻拭いをさせられるのは、どう考えても不公平。

6. 大阪ではコロナ新規感染者が1日1万人超と最多更新。重症者も50人に迫る勢いで、病床使用率も既に5割超と全国最悪。幾らオミクロン株が「軽症」と言っても、それは「酸素吸入器が不要」と言うレベルでしかなく、いわば医者目線に因るもの。庶民目線からは重大な疾病である事に変わりはない。今はカジノ誘致よりもコロナ対策を優先すべし。

7. 大阪では戦後の高度成長期に作られた防潮堤などのインフラ施設の老朽化が進行中。昨年も大阪市西成区天下茶屋東で住宅の崩落事故が発生。これでは南海トラフ巨大地震が来たらひとたまりもない。カジノ誘致よりもインフラ施設の老朽化対策を優先すべし。

(陳情項目)

上記の様な懸念が多く、誘致の是非について大阪市民の意見を聞くべきだと考えます。府知事や大阪市長の独断専行で決めずに、議員提案の住民投票を実施して、先に民意を確かめて下さい。

2022年1月29日

陳情者

住所 大阪府大阪市住之江区(以下略)

陳情者名 (略)㊞


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