アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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健康格差

2018年04月26日 01時44分22秒 | 一人も自殺者の出ない世の中を

 

左の首から肩の痛みが酷くなり、パソコンするのも苦痛になって来た。元々、頸椎症で首を痛めていた所に、部屋が狭くて低い座卓と丸椅子しか置けず、猫背でパソコンを続けていたからだ。背もたれのある椅子に座れば大分マシになるのだが、三畳一間ではそれも適わず。これはもう健康格差と呼ぶべきものではないか

 

今は足も痛めて皮膚科にも通っている。長年、硬い安全靴を履いて荷物運びを続けた事で、足の同じ場所に荷重がかかり筋肉が硬くなってしまった。そこにタコやイボが出来、マイナス196℃の液体窒素で焼いて取らなければならなくなった。靴にインナー入れる事で痛みは大分マシにはなったが。これも一種の職業病だ

実は三畳一間の今の部屋も、そんなに酷い物件ではない。水光熱費込みで月4万余りだから、むしろ格安な方だ。それでもトイレや風呂は共同で室内には冷蔵庫もない。賃貸物件でまともな所に住もうと思えば最低でも月6万円はかかる。たった月収18万で月6万以上も払える訳ないだろう。先進国の中で最低賃金が時給千円以下なのは今や日本だけだ。給料が安すぎるのに家賃はべらぼうに高い所に根本的な問題がある

標準報酬の月収18万から税金・社会保険料と家賃に各4万余、通勤定期に1万引けば残りは9万弱。1日3食×30日で割れば1食千円。食費以外にも生活費はかかるので実際には500円前後に抑えなければならない。朝早くから仕事なので調理に時間を割けないし、そもそも部屋にキッチンがないので自炊自体が無理。これでは野菜や乳製品にまでとても手が回らない。

納豆や牛乳が身体に良い事も、わざわざ言われなくても分かっている。でも、1食5〜600円前後で抑えなければならない中で、そんな物選ぶ位なら、ご飯や他のオカズを選ぶだろう。どうしても納豆取りたければ納豆カレーにするしかない。今や非正規労働者にとっては、野菜や果物、乳製品は贅沢品なのだ

 

勿論、私も手をこまねいてはいない。安い値段でも栄養が偏らない様に、社員食堂や、夜も560円でランチが食べれて野菜も取れる喫茶店、500円台で魚が食べれる定食屋で食事を取る様にしている。腰痛治療の為にストレッチ体操の指導も行きつけの整骨院にメールでお願いした。でも、個人の努力だけでは限界がある。今や、子ども食堂だけでなく大人食堂も必要な世の中になってしまった

 

職業病の腰痛や偏った食事による肥満も、根本的には健康格差や過労に因る物なのに、後発医薬品の普及やメタボ健診だけで減らせる訳がない。セクシーヨガに公用車通いの文科相、かつてハローワークでリーマンショックの失業者に「今まで何してきた」と暴言吐いた財務相には、こんな苦労は絶対分からない。国民も生活保護バッシングしている暇があるなら、むしろ政治家のこんな無駄使いを叩くべきだろう

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