アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

安倍テロをプロレタリア革命で打ち負かす!

2017年05月03日 07時04分39秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

  

 先日ブログで取り上げた内閣官房国民保護ポータルサイトの中で、今年2月2日の木曜日に京都競馬場で実施された国民保護共同実動訓練の様子が動画で公開されています。その動画では、「競馬開催日にテロリストによって京都競馬場ビッグスワン内の投票所にサリンが撒かれた」との想定の下に、患者の除染・トリアージ・救急搬送などの訓練の様子が収められています。除染とは、二次感染防止の為に、患者の衣服や皮膚に付着したサリンを除去する事を言います。トリアージというのは、病状の重さによって患者に優先順位を付け、より緊急を要する患者から救急搬送する手順を指します。

 最初は私も、「凄いな!」と思ってその動画を観ていましたが、次第にバカらしくなって来ました。なぜなら、そもそも中央競馬が平日に開催される訳がないし、動画に映っていたサクラと思しき入場者の数も、余りにも少な過ぎるように感じたからです。まるで夏競馬の場末のウインズかと思う位の人数しかいませんでした。GⅠレース開催日の京都競馬場の混雑は、とてもあんなモノじゃありません。それは実際に先日、春の天皇賞レースの観戦に京都に行った事で実感しました。おそらく、開催日に訓練なぞしようものなら大混乱に陥りかねないので、そのリスクを避けて平日に形だけの訓練でお茶を濁したのでしょう。

 また、日本語が喋れない外国人入場者に、英語・中国語・韓国語が喋れる医療スタッフが対応する様子も、動画で映し出していましたが、これも、私に言わせれば「やらせ」以外の何物でもありません。そもそも、言葉も満足に喋れない外国人に馬券が購入できる訳がないし、外国人も前述の三ヶ国人だけとは限らないのに。動画では一ヶ所の投票所でのみサリンが撒かれたとの想定で訓練が行われていましたが、二ヶ所も三ヶ所も同時多発でテロが行われたら、とてもあんな悠長な様子ではやっておれないはずです。

 ところが、政府はやらせの訓練動画を流すだけでなく、実際に「ミサイルが飛んで来たら(たとえそれが核爆弾でも)机の下に隠れろ」という荒唐無稽(こうとうむけい)な内容のプリントを学校で配布し、ミサイル発射に合わせて東京メトロや北陸新幹線の運転を約10分間見合わせるような事までさせました。国民には「北朝鮮のミサイルは発射10分後には日本に到達する」と散々脅しつけておきながら、発射後30分以上も経ってから。しかも、自分たち閣僚は日本を留守にして外遊に飛び回っておきながら。そんな意味もないプリントを配ったり、意味もない運転見合わせをするのも、戦争法(安保法制)施行後の駆け付け警護や、戦争準備を国民に受け入れさせる為です。そして、森友学園や共謀罪の問題から国民の目をそらす為です。

 しかも、京都なら清水寺など、人が一杯集まるような観光地がもっと他に一杯あるのに、何故わざわざ京都競馬場なんかでテロ対策の訓練を行ったのでしょうか?ひょっとしたら、心の中で競馬ファンを見下しているからではないでしょうか?「競馬をやるような奴は日本の事なぞ何も考えていないだろう」「政治に無関心で投票にも行かない、そんな奴らにテロの恐怖を思い知らせ、選挙で自民党に投票するように仕向けなければならない」と考えたのではないでしょうか。今の安倍政権の暴走ぶりを見ていると、それ位考えてもおかしくありません。もし、そうだとしたら、これほど競馬ファンをバカにした話はありません。私からすれば、戦争放火者の安倍こそ、よっぽどテロリストです。

日本、北朝鮮のミサイル発射に地下鉄運転見合わせの“勇み足”(ハンギョレ新聞)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170501-00027219-hankyoreh-kr

   

 さて、その春の天皇賞ですが、そこに何とまた、あの「労働者階級の馬」プロレタリアトが出走して来ました。昨年のエリザベス女王杯に続き、2回目のGⅠ挑戦です。そこで私も早速、応援を兼ねて行楽がてら京都競馬場に観戦に行ってまいりました。

 でも、さすがに前走ダイヤモンドS11着の成績では、掲示板確保も難しいでしょう。今回もプロレタリアトは応援馬券のみに止め、儲けは本命サイドからきっちり狙うようにしました。下馬評ではキタサンブラックとサトノダイヤモンドによる一騎打ち気配が濃厚でした。キタサンが昨年に引き続き今年も勝つか?逆にサトノが有馬記念に続き天皇賞でもキタサンを下すか?人気もこの2頭に集まっていました。私はその中で、先行馬で有利な内枠に入り、ベテランの武豊が騎乗しレースぶりも堅実なキタサンを◎本命、サトノを〇対抗に推し、そのキタサン・サトノに続いて有馬記念3着に入ったゴールドアクターを▲単穴に、阪神大賞典でキタサンに2着に迫ったシュヴァルグランを★準単穴に推し、この◎〇▲★4頭を三連複のボックスで買いました。そして、日経賞勝ちのシャケトラ、アルゼンチン共和国杯で★に2着に迫ったアルバート、京都大賞典で◎に2着に迫ったアドマイヤデウス、菊花賞2着馬でデムーロ騎乗のレインボーライン、この4頭の△連下に◎〇から三連複で流しました。

 しかし、蓋を開ければ◎キタサンのレコード勝ちで、二強のもう一頭〇サトノは★シュヴァルに続く3着止まりとなりました。◎★〇の順に入線したので三連複のボックスで買った馬券は的中しましたが、1番・4番・2番人気の順なので配当はたったの610円と、トリガミ(的中はしたが損にしかならず)の結果に終わりました。◎〇絡みの三連複が610円の低配当に終わる一方で、馬連や馬単は◎〇に人気が割れたおかげで千円台と、本命決着にしては比較的高配当をキープ。展開予想やこれまでの堅実な戦いぶりからも、◎キタサンにより勝機があった事は明らかです。相手候補も、斤量に恵まれた日経賞組よりも、同じ斤量で◎〇としのぎを削った阪神大賞典組の方が強かったのは明らかなので、ここは三連複のボックス馬券なんかではなく、◎から馬単か馬連に買い目を絞った方がもっと良かったかなと思います。しかし、その一方で、もし〇サトノが△アドマイヤデウスを捉え切れずに4着に終わっていたら、着順は1着◎、2着★、3着△となり、三連複のボックス馬券も外れていました。流し馬券の方も、逆にフォーメーションでより多く買わなければ的中していませんでしたので、ここは何とも言えません。

 その中で、応援していたプロレタリアトは今回も16着と、散々な結果に終わりました。しかし、この馬も、重賞未勝利で出走条件ギリギリの賞金額しかなく、最低人気で出走して来たにも関わらず、ダイヤモンドS2着のラブラドライトには先着しているのですから、それなりに頑張ったと言えるのではないでしょうか。競馬ファンを小バカにしたような安倍政権によって、点数稼ぎが見え見えの、「やらせ」のテロ対策訓練に利用された京都競馬場で、「労働者階級の馬」が安倍政権に一泡吹かせる事は今回かないませんでしたが、まだまだこれから。ハルウララのように、負けても負けても格上挑戦してくる勝負根性は見上げたものです。この馬、ひょっとしたら今年の有馬記念にも出走して来るかも知れません。その時はまた応援させてもらいます。

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