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梅とダルバート

2023年02月27日 21時14分18秒 | なにわB級グルメ探訪
先週土曜日にダルバートのランチを食べに行って来ました。ダルバートは和食のご飯や味噌汁に相当するネパールの定番料理です。以前、ネパール料理店に行った時に、ダルバートがメニューになかった事をブログに書きました。その後、調べたら大阪市内の中央区谷町6丁目の「ダルバート食堂」というレストランで、ダルバートが食べられる事が分かりました。そこで、そのレストランに食べに行く事にしました。遅くなりましたが、その時の様子を報告します。
 
 
まずダルバート食堂に行く前に、高津宮の梅を見て来ました。2月11日の献梅祭の時はまだ咲き始めだった高津公園の梅も、ちょうど見頃を迎えていました。その後、高津宮の中にある富亭カフェで抹茶ラテをいただきました。ラテの表面に浮かんだ抹茶の葉っぱ(?)がハートのようにも見えて、大変風情がありました。
 
その足で、ダルバート食堂に向かいました。ダルバート食堂は谷町6丁目の空堀(からほり)商店街の近くにあります。谷町9丁目の高津宮からも近いので、歩いて行く事が出来ます。ダルバート食堂は、ネパール人のご主人と日本の奥さんが経営している小さなレストランです。店内にはネパールの旅行本なども置いてあり、自由に読む事が出来ます。
 
 
午前11時半のオープンと同時に店の中に入りました。小さな店の割には人気があり、早めに行かなければ待たされると、ネットの情報にありましたので、早めに行く事にしました。店内の壁にはネパールの国旗が飾られていました。ネパールの国旗は、三角形を2つ重ね合わせたような独特な形をしています。
 
やがて注文したダルバートが来ました。丸い金属の大きなお皿にご飯とおかずが載っています。時計のちょうど2時の位置にあるのがダル(豆のスープ)で、真ん中のバート(インディカ米のご飯)に掛けて、ご飯と混ぜて食べます。そして、カレーやタルカリ(野菜炒めのおかず)やアチャール(お皿の左下の方にある梅や大根の漬物)も一緒に混ぜて食べます。
 
 
 
カレーはチキンや今日の日替わりメニュー、山羊のカレーなどから、どれか1種類を選びます。私は今日の日替わりメニューのチキンとナスのキーマカレーにしました。これで1200円です。日頃食べているランチと比べたら高いですが、たまにはこんな形で異国情緒を味わうのも良いものです。大変美味しかったです。
 
 
店に置いてあった本の中に、ネパールという国の地図と解説が載っていたので、そのまま引用します。日本では、ネパールなんて「世界最高峰のエベレストなど、ヒマラヤ山脈のふもとにある遅れた農業国」ぐらいのイメージしかありませんが、どうしてどうして。あちらに住んでいる日本人に聞くと、国民は概しておっとりしているので、せっかちな日本とは違い、非常に過ごしやすいそうです。
 
ネパールの基本情報
【正式国名】ネパール連邦民主共和国
【面積】14.7万平方キロ(注:ちょうど北海道・九州・四国を合わせたぐらいの広さ)
【首都】カトマンズ
【人口】2649万人(2011年時点)(注:人口も北海道・九州・四国を合わせたよりも少し多いくらい)
【政治体制】連邦民主共和制に移行中(注:つい40年ほど前までは国王の専制政治でまともな選挙もなかった国が、今やマオイスト(ネパール共産党毛沢東主義派)主導下で連邦民主共和制に移行中!マオイストの政治については色々意見はあろうかと思いますが、日本がいまだに天皇崇拝から抜け出せず、クソ不便な元号制度も廃止できないのと比べると、まさに雲泥の差です)
【宗教】ヒンドゥー教徒(81.3%)、仏教徒(9.0%)、イスラム教徒(4.4%)他
【言語】ネパール語が公用語。その他、民族ごとの言語、方言は50以上(注:連邦民主共和国の国名からも分かるように、ネパールは多民族国家なのです。それが下記の「何百もの花束」という国歌の題名にも表れています)
【通貨&レート】ルピー(Rs)。Rs1≒1.14円(注:ルピーはネパールだけでなくインドやパキスタンの通貨呼称でもあります。但し為替レートは各国によって異なります)
【日本との時差】3時間15分遅れ。日本が正午の時、ネパールは午前8時45分となる。国内の時差、サマータイムはない。
 
ネパール国歌「何百もの花束」歌詞(日本語仮訳)
 
何百もの花々からなるひとつの花輪、ネパールの民 
全国各地にいきわたった、
東のメチから西のマハカリまで
限りなく広がった大自然と数々の文化遺産
勇士が血を流して勝ち取った自由と安定
知恵と平和の大地、平野、丘陵と山岳
分かたれることのない、愛おしい我らの母なる国家ネパール
多様な民族、言語、宗教、文化がある偉大さ
我らの先進的な国家、万歳万歳ネパール
 
ネパール連邦民主共和国 国歌「何百もの花束(सयौं थुँगा फूलका)」
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