先々週、治療済み奥歯の縁が欠けてしまい、歯の耐用年数に思いを馳せて加齢を実感しつつ治療をスタートしました。先週の初回で型取りまでしたので、8日目の今日また上京しました。
欠けた時はショックでしたが、欠けたところまで一体化したセラミック製の詰め物でしたので、なんだかすっかり生まれ変わったような気持ちです。
いつも感心するのですが、詰めた後の噛み合わせの調整が本当に短時間!院内に歯科技工士の方たちが仕事をされる広い部屋があるので、やはり連携の具合が優れているのかなと思います。
「神経がありますから、痛みがあります」と事前に言われて、風が当たってチクリと痛いのと、何も言われないでチクリと痛いのを想像すると、刺激は同じでも受け取るものは全く違います。
「知る」ということは大切なことですね。
東京駅八重洲口前のビル、再開発中。NHKの解体キングダムに取り上げられたとか。
さらに驚いたことがありました。
診療代金が2160円!先週も通常の健診に加え詰め物の型取り、上との下の噛み合わせの型取りで2000円ちょっとだったので、詰め物をきちんと入れて下さる時に請求されるものと思っていました。
あまりにも安いので間違いがあったらいけないと思ってお尋ねしました。
「もともとの詰め物の治療をこちらでさせていただいておりますので、特別に料金はいただいておりません」
調べた範囲では2009年にはもう受診していました。そろそろ15年。
なんいう誠実な対応、なんという自己技術への確信。かく生きたいと思いました。
今日の右脳訓練は映画鑑賞です。
東京駅から一駅有楽町駅まで歩いて、イトシア4階のヒューマントラストシネマ有楽町で上映中の「葬送のカーネーション」
荒涼としたトルコの自然のなかを、粗末な木造りの棺桶に入れた亡妻の遺体を運ぶ祖父と孫。ヒッチハイクや時には祖父と孫が二人で人力で運ぶという設定はあり得ないほど特殊ですが、セリフも少ないし、だいいち色すらほとんどない淡々としたシーンが続きます。小さなシーンの中で、ハッとするような様々な言葉が発せられます。その言葉が映画制作の主張だと思いました。
葬送のカーネーションの公式サイトを貼っておきます。
映画館も小規模でもおしゃれな新しいタイプのものでした。前から気になっていた映画館に行けたことも満足感の一部。
一人ランチは、同じイトシア館内の和食のお店響。オープンキッチンのおしゃれなお店で落ち着いて食事を楽しんでいる人が多く、良いお店をチョイスしたものです。映画館の一階下にあっただけですが。
瀬戸内の鯛料理主体のランチ。
宇和島に行った時にいただいた鯛のお刺身は確かにこういう食べ方でした。
そうそう、こんなサービスもありました。なんでも挑戦してみるタイプです。
いつものように、歯科受診だけに終わらない楽しい東京行きでした。
(夕食から治療済みの歯は快調に使えています)
(夕食から治療済みの歯は快調に使えています)
by 高槻絹子