脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

1月の右脳訓練ー②清澄庭園

2024年01月12日 | 私の右脳ライフ
歯科受診のついでの東京散歩は私のルーティン。
今回は友人の誘いで清澄庭園に行きました。
清澄庭園の前に荒川江戸資料館に行ったので割引になった入場料は、50円でした!正規料金は65歳以上で70円。

都立庭園は9ヶ所もあるのです。
東京に住んでいた時に行ったのは、学校の近所にあった小石川後楽園と私たち夫婦が出会った六義園だけ。東京を離れてから行ったのが浜離宮と旧芝離宮、それにバラに合わせて旧古河庭園。
旧岩崎邸はすぐ側まで行ったのに、なぜか入っていません。向島百花園と清澄庭園は土地勘のない下町エリアなのでなんとなく足が延びず。そんな訳で、友人の「清澄庭園に行きましょう」の言葉には即オッケーを出していました。
(もう一つは国分寺の殿ヶ谷戸庭園)

清澄庭園は「回遊式林泉庭園」と言われるだけあって、お庭の中心に大きな池があります。池の周りには手入れの行き届いた松を中心にした樹木が配置されていて、まさに日本庭園の風情です。
雪吊りの松

菰を巻かれて藁ぼっちも被されて。万全な防寒対策!

見事な松



風もない穏やかな日でしたから、池面に映る景色がまた一興でした。

友人は、ビルが見えることを残念がっていましたが、「それだけ町中に、これほどの庭園があることでもあるよね」と納得しあいました。
冬らしく、さまざまな鳥たちが集っています。





このお庭の由来は、紀伊國屋文左衛門の屋敷に始まり、享保年間に下総国関宿藩の下屋敷そして明治11年に三菱の岩崎彌太郎の手に渡り、その後も造園工事が継続されて「岩崎家三代が築いた名石の庭(都立庭園のパンフレットより)」が完成しました。
岩崎家が自社の汽船を用いて全国の名石を集めたと説明がありましたが、なんと伊豆石が一番多かったと思います。




飛び石(磯渡り)も見どころと説明されています。確かに!


深川あたりには芭蕉にゆかりの地がたくさんあるようです。芭蕉が奥の細道に旅立った庵も、すぐ側の小名木川の向こう岸にあるということで、あの「古池やかはず飛び込む水の音」の句碑がありました。
初めてなのに、どこか懐かしいような何か見えるような気がしていたのです。帰宅してからはたと気づきました。
嵐山光三郎著『芭蕉紀行』を読んだのは数年前。本なのに場面場面がはっきりと見えるような独特の魅力あふれた文体に引き込まれ、一緒にその場にいるような気持ちになりました。

古池やの句がデビューした、芭蕉庵で開かれた「蛙合(かわずあわせ)」の詳細もこの本で読みました。
この本は嵐山光三郎が芭蕉と同じように歩いて、自筆の地図が挿入されます。

そうだ!深川に一度は行ってみたかった。
この本を読んだ時、深川をいろいろに想像したのでした。
「体験こそが人生を深め、彩りを与えてくれる」最近よく思うことです。勉強でも遊びでも体験してきたことは、今の体験をより楽しませてくれるものですね。

大泉水の周りには松が多いのですが、巨木も目につきました。



巨木ではありませんが、友人激写。腕を突き上げた私に「動きが出て芸術性が上がった」と。私たちポジティブなんです(笑)

かわいい芽が力一杯春を待っていました。

駅へ向かう道でも、早い春を発見。




年末には広大な三溪園も二人で楽しみましたが、清澄庭園には比較することが難しい良さがありました。それよりもおしゃべりを楽しみながらの散策は、体にも脳にも良質の刺激になったことは間違いないと実感しました。
友人からのメール。
昨夜、清澄庭園の案内を復習していたら、涼亭40名3時間半5500円ですって。花見弁当持ち込みの集まりにいいですね」
さすが、私の友人!

by 高槻絹子






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