運命と思って引き受けてくれという大先輩の一言で、立川高校の同窓会、一般社団法人紫芳会の昭島支部会長を仰せ付かって5年、前年は海の家の改築資金の募金や会員名簿の作成に拘わった。今年度は留学生支援を行うということを聞いて良いことだと思い、先日の社員総会に出席した。
ところが、留学生支援というのはほんの一部で、主体は育英資金の給付であった。そして高校の現実を知り愕然とした。進学校の立川高校で3年になって大学受験の受験料さえ払えない家庭が数%あると聞いたのだ。シングルマザー家庭や生活保護家庭という現実が母校にも影響しているとは!日本の将来を担う優秀な学生に対する壁を取り払うことは第一義的に成長戦略を唱える政府の役割だ。
孫の教育資金1500万円は非課税という豊かな社会を象徴する政策が話題になってるが、明治以来日本の国家を作ってきた教育制度の最終段階、大学に初めから参加できない貧しい家庭の問題が平成になって深刻になってるとは。
NHKの朝ドラで貧農の娘、花子が奨学金を得て成長していく姿を見ているが、誰でも素晴らしいと思う。日本が経済大国になれたのは偏に能力さえあれば、ふさわしい教育を受けられ、官であり民であり平等に職を得られるチャンスがあったからだ。政府だけでなく、OB会が母校への育英制度を創ったことには大賛成で一OBとしても協力をしたい。
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