週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

#272 -’16. 茶室 寿立庵@足立美術館

2016年10月25日 13時08分55秒 | 国内旅行
念願の足立美術館を訪問です。

喫茶室などレストランも開店と同時に満席になると家内が言っていた。
喫茶室の脇を通ると庭園の見える喫茶室(翠、大観)席が空いていた。
入ろうかと思いつつそのままそのまま通過してしまった。

庭園の見学コースが終わり、美術館に入る直前の茶室・寿楽庵があったが、こちらは満席で入る事ができなかった。
足立美術館のHPから寿楽庵の説明を引用させていただきます。
椅子席で気軽にお抹茶を楽しめます。招福・延命に功ありとされる純金の茶釜で沸かしたお湯で、お抹茶をお出ししております。
双幅の「生の掛軸」を眺めながら、安らぎのひとときをお過ごしください。


結果的に一番素敵な茶室・寿立庵にお邪魔する事ができた。
こちらも足立美術館のHPからの引用です。
京都・桂離宮にある「松琴亭」の意匠を写して建てられた茶室で、館名にちなんだ庵号は、裏千家15代前家元・千宗室氏(現千玄室大宗匠)によって命名されました。杉苔が色鮮やかな茶庭を、飛び石伝いに散策でき、秋には楓の紅葉を眺めながら至福の一服をお楽しみになれます。

休憩してお茶したいと気持ちも勿論あったが、それ以上に庭園と隔絶された空間を覗いて見たいとの気持ちが勝っていた。
その為、結果的にこちらの寿立庵に入る事になった。
家内が持参したガイドブックを全く目を通す事もなかったので、喫茶室の翠大観茶室の寿楽庵寿立庵の違いも特色も分かっていたかった。
入ってみて、何度も行けない場所だから足立美術館で体験できる最高の茶室だと思っている。

それでは、その時の画像をアップします。
説明は追って。

わびさびが少し分る歳になって来たのかもしれません。
華美に亘らずに、深い技術に裏付けされた施工なのにその事が説明を受けなければ全く分からない。
それ程に奥深い技術です。

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土塀の先に見える庵(いおり)がお邪魔した寿立庵です。


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細かく見てきませんでしたが、門柱の屋根は樹皮で葺かれているようです。
ヒバなどの針葉樹系の樹木のようですが、その時は気にも留めずに潜ってしまいました。
声明文を書くだんになってさてと思い悩んでいます。


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日本文化に感動すら覚えます。
担当の方に説明を聞いていますから、壁一つとってもその凄さに聞惚れ見惚れてしまいます。
素養が無い自分の脳裏には留まらず右から左なのが少し悲しいですが。


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こちらの茶室には八つの窓があるとの事。


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床の間に一輪活けられていました。
また、それば曲がっているのが何とも。
真っ直ぐにしない事すらその感性に惚れてしまうように洗脳されてみているのかも。


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雪見障子が二面程角の所に在りますが、この障子が開け放たれていて庭木が赤く紅葉している写真が寿立庵の紹介に載っている構図です。


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日本建築の匠の技が写っているのですが、写真の撮り方が悪くて説明しても理解できないかも。
ダメな撮り方ですいません。
雨戸が全てこの直角の所を通り過ぎて、一か所の戸袋に収まります。
二か所造れば直線的に総て簡単に収まりますが、90度の直角の二面を雨戸が回転する仕掛けが写っているのが分かりますでしょうか。
匠の技が光る所以です。


コメント
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