今回のドイツのエネルギー事情で思う事は、先にアップした『#019-’22. ロシアとウクライナの緊張でおもうこと』のインデックスの4番目に登場する内容です。
その内のドイツのエネルギー関係を中心に自分の感覚で書いています。実際のエネルギー事情とは異なるみたいですが。それでも、西ヨーロッパ諸国特にNATO加盟国が一致団結できない原因としてみているからです。
それは、エネルギー事情です。国の存続すら左右しかねないエネルギー安保(安全保障)です。
最後に少しだけデータをアップしますが、この論旨には適合していない部分が多くあり自説の裏付けではありません。自分の感情的な考えからのお話です。
西ヨーロッパ諸国など一枚岩でない事。(特にエネルギーで首根っこを押さえれれているドイツ等)
現在でも石炭火力発電は使用していますが、カーボンニュートラルを目指し、廃止する方向です。原子力発電も予定変更(福島原発事故に依り)して、全廃します。お隣のフランスと真逆です。その原子力発電大国のフランスから電力は購入しています(原発の電力を買って、可笑しくないのかな)。水力、風力、太陽光などの再生可能エネルギーを増やしていく方向です。石炭の採れるドイツですが、極力天然ガスなとを利用してCO2の排出を抑える計画でした。
ロシアから東欧諸国を経由してくるパイプラインの他に、バルト海を通る二本目ルート、ノルドストリーム2ラインが出来上がった。パイプラインが出来上がっても天然ガスを購入しなければ、ロシアに対する制裁に利用できる。その反対にロシアがドイツに天然ガスを売らなければドイツが痛手を被る。売り手と買い手のどちらに力があるかにかかっている。
勿論、エネルギー資源の欠乏政策を採っているドイツの旗色が悪いのは誰の目から見ても明らかです。且つ全世界で、石油、天然ガスの価格が高騰してしまう結果と招いてる。石油も天然ガスも売りて市場です。
(福島原発事故前の日本:原子力発電、水力発電、火力発電、再生可能エネルギー発電のバランスを採っていた。化石賞を頂いても、エネルギー利用の三つの輪を堅持していた。)
最後に、この様な弱点を露呈する政策を推し進めてしまった前ドイツ首相・メルケル氏です。それでも尊敬する16年にわたる偉大な業績を数多く残した足跡を否定するつもりはありません。
武力も、食料も、エネルギーも、国際親善も(尻尾を振る事が国際親善ではありません。正しい事は正しいと。)総てが国家の存続を左右する安全保障だと強く思うからです。
最後に、ロシアがウクライナに対して武力侵攻しない事を願うばかりです。
データ:
MRI 三菱総合2021年6月2日リリースのレポートからの引用です。
一部省略して次にグラフをアップします。2013年を基準として100%として使用しています。基準を異なる年にすれば自ずとグラフの形は変わってきます。この事を念頭に観て下さい。
日本は嬉しい事に化石賞受賞です。その過去のスレッドはこちらです。
カーボンニュートラルとは、学術的に地球温暖化に関する正しい理論なのでしょうか。
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