2018.7.22参拝。ダンナのお姉さんの息子の結婚式に参列するために四国へ里帰り。翌日実家に立ち寄りました。お昼ご飯は外食。まっすぐ帰宅するのはもったいなくて、久しぶりに本山寺へ立ち寄ろうということに。
実は本山寺は実家から一番近いお寺です。実家はあられ屋さんで、年末になると餅屋にジョブチェンジ。12月31日は紅白歌合戦が終わると自転車を飛ばし本山寺に初詣。運が良ければ除夜の鐘をつけました。行きつけの散髪屋さんも本山寺の近所で、近所の寺が88ヶ寺の一つだと認識してたけども、久々に訪れた本山寺は記憶の中と同じお寺のハズなのに、記憶してたお寺よりずっと立派でした。
以前はなかった駐車場のそばに、重要文化財・仁王門があります。
説明板発見:仁王門
鎌倉時代の建物。正面三間奥行き二間の切妻造りで、本柱4本の前後に8本の控え柱があるので八脚門ともいう。
組物・肘木・虹梁・冠木などに和様を主体として禅宗や天竺様式を組み合わせ、新しい様式を見せて美しく、ほかに類例が少ない貴重な建物である。」
へえ〜。この門ってそんなにご大層なものだったんだ〜。昔は単に入り口な認識でしたよ。
仁王門をくぐると右手に鐘楼がある。
鐘楼はかつては大晦日の除夜の鐘をつくために並んだんだよね。なんか、おしるこだかなんか汁物をいただいた気がする。ちなみに、ブログを書くにあたり調べたら、江戸時代中期に建設されてました。いや、古いものだったのね。
まずは何はともあれ参拝しなきゃ。
国宝 本山寺本堂
説明板発見:瀬戸内沿岸地方の折衷様建築を示す、鎌倉時代の建物で、寄棟造り本瓦葺き、屋根の線がなだらかで美しい、桁行五間、梁間五間で、堂内は外陣、内陣(広く)後陣(狭く)を自由におさめている点が極めて巧みで、これが平面的特徴である。仏壇および厨子も当初のもので、建築的にもすぐれている」
まさかの!!国宝ですっ!し、知らなんだ〜〜っ!!あれ?ちっさい頃、お堂の周りにある濡れ縁みたいなのに座って?いや上がって遊んでたように思うだけども?まさかの国宝で遊んでたの?私ってはっ!!うわ〜〜!!知らないって怖いわ〜。
本堂前に水鉢がありましたが、足元にカエルがいたので撮影。なんか、四角が4つ並んでる紋があちこちにありましたが、これが本山寺の寺紋なのかな?
さて、本山寺のシンボルの五重塔ですが、今はこんな姿です。
運悪く改修工事期間に当たっちゃいました〜。
本来はこんな感じの塔です。五輪塔は下層が上層より大きいものが多いのですが、本山寺の五輪塔は上層と下層の大きさが同じなのですよ。ちなみに、五輪塔の側に赤殿があるのですが、工事作業で近づかなかった。
ところで巨木はどこだ??
今回本山寺を訪問した目的はここにも巨木があると、どこかの巨木WEBサイトで見たからです。でもその時に詳しい所在を確認し忘れました。だって、現地にいけばすぐにわかると思ってたんだもの〜??
もしかしてアレ?
本堂の裏に庫裡と客殿がある。そこに大きな木があったので確認する。
む〜ん??説明板がないっ!立派な、十分な大きさの木ですが。
ブログを書くにあたり調べた。
本山寺のクスノキ:樹高19メートル 目通り幹囲5、4メートル 推定樹齢:伝承700年
客殿の前に2本の大楠が立っている。どちらも同じくらいの大きさを誇る。
画像右手が客殿。蘇鉄の奥に庫裡。ここにお守りや納経受付がある。
立派な鬼瓦。でも最近建てた感じです。記憶の中もこんな立派じゃなかったような?
でもさ〜??webで読んだ巨木はこれじゃない感がある。母に「本山寺の裏に神社ってある?」と尋ねたら「ある」というので行っって見ることにした。ってことで、本山寺の散策を中断し、巨木探訪することに。