2020.1.3参拝。
今年のお正月はカレンダーの並びがよく、帰省した田舎で初詣に出かける余裕があった。となれば、初詣と巨木鑑賞の両方したい!出来れば、離れて住んでるから日頃会えない妹や従姉妹も誘って!思い立ち、年賀状に「善通寺に初詣!」と主張した挙句、1月2日に帰省してきた妹にも「明日善通寺さんに初詣行くから!」と。OK!が出たら従姉妹にも「明日11時半に集合。お昼はうどん屋で!」と。巨木が見たいエネルギーで突き進む私。ってなことで、去年のゴールデンウィークに香川県西部の巨木めぐりに参加したメンバーが集まる。母が「年末の餅作りの疲れで動けないのでパス」と、頑なに言い張ったのだけが残念だ。ならば!初詣レポートを作成してアルバムをつけよう!と決心して1月3日を迎えた。
まずは腹ごしらえ。香川のうどん屋は大概お正月から営業してる。メニューにお正月限定の年明けうどんを用意してるうどん屋もある。
善通寺に向け出発。
善通寺は真言宗善通寺派の総本山の寺院です。八十八ケ所の第75番札所にあたります。開基は弘法大師の父、佐伯善通。地元の豪族でした。
香川県の人気の初詣先で第2位(1位は金毘羅さん)で、令和2年正月三が日には述べ25万人の人出だったとか。そんななので周囲に臨時駐車場が設けられ、寺院に近づくと交通整理員が各所に立っていて、駐車場の誘導をやっています。私たちが案内されたのは中央小学校のグラウンドでした。そこから徒歩で善通寺さんに向かいます。
大きな門が見えてきた。現在地は〜??
持参した境内マップを取り出し、警備員さんに「すみません〜。現在地を教えてください〜」
「ここ、東院の正門の南大門です」と。上の画像の右手にあるのが東院で、画像中央に南大門があります。
南大門:東院(伽藍)の南に位置する善通寺の正門。現在の建物は日露戦争の戦勝を記念して明治41年(1908)に再建されたもの。
高麗門と呼ばれる形式でつくられており、高さは9.7mある。正面上方には善通寺の山号である「五岳山」の扁額が掲げられています。
門をくぐる。右手にそびえる五重塔。
五重塔:基壇から相輪までの高さが約43mの五重塔は、国内の木造塔として3番目の高さを誇ります。
創建以来いくたびかの倒壊、焼失により再建を繰り返し、明治35年(1902)に完成した現在の五重塔は4代目となります。
塔の中は五仏が安置されています。以前は5階まえ上がって眺望が楽しめたそうです。現在はゴールデンウィークに1、2階のみ特別公開されています。
まずはお参りと行列のある金堂をめざす。
説明板発見 「金堂:本尊は薬師如来で約3メートルの坐像は運長の作と伝えられています。
この堂は大同2年(807)の建立でありましたが、現在の建物は元禄12年(1699)の再建でありまして、本尊薬師如来はもと大師の作でありましたが、永禄年間の兵火に罹り破損した部分を集めて今の尊像の御胸に納めたといわれています。
上層に掲げたる「大宝楼閣陀羅尼」の額は有栖川幟仁親王のお筆であります。 国の重要文化財」
さて、取り出したのはピカピカの5円玉です。と、そこへ「5円ぽっちでお願い叶えてもらおうとかないわ〜」と妹。「けどピカピカなんだよ〜。お賽銭にふさわしいと思うんだ!」と返す私。
「それ、いつの?」と妹が聞くので「もちろん令和元年製だよっ!」と自慢げにピカピカの5円玉を見せたらば「それ、とっておき!珍しいわ」という。
あれっ?いやいやいや〜。なんか、行列してる周りからもピカピカの5円玉に視線を感じるわ。
た、確かに縁起は良いかもしれんな。と。ピカピカの5円玉から普通の5円玉にチェンジです。この時点で大分ブレブレでダメダメな私。
ちなみに、金堂に入らずとも建物正面で参拝したい人と、中で御本尊の前で参拝したい人に行列が分かれる。
内部の行列に並ぶ。お賽銭箱に向かう妹たち。けど私は健康にご利益ありそうな病気平癒のお守りが欲しい!金堂に入ったところで売られていたので、家で待ってる母に1個購入。ホクホクと列に戻ると「アンタ、自分のは?」と妹。確かに家族で一番持病が多いのは私です。「もっぺん買ってくる」と戻り「お守りをもう1つください」と私。けどさ、持病は多いながらも私は現状維持できてるので、お守りは義母にプレゼントしたいのだ。
運長作の薬師如来像は元禄13年(1700)の製作で高さ3メートルもある。見上げると如来像と目が合った。「家族みんな健康でありますように」参拝して堂を出る。
さて次だ。
ここで境内マップを見て欲しい。善通寺さんは伽藍(東院)と誕生院(西院)に分かれてるのです。金堂は東院だから次は隣接の西院へ向かい、両方参拝するものらしい。
移動。
中門。ここを抜けると東院と西院を結ぶ道になる。
東院は周囲をぐるりと五百羅漢さんが囲っている。古くからの私の友人はご存知ですね。五百羅漢さんを見るの大好きなんですよ。私。けど、先にお参り〜と五百羅漢を横目に先を目指す。
未練たっぷりに振り返ると、左手に金堂が。中門のすぐ右手奥に五重塔が。更に2本の巨木が見える。後から見に行くからねっ!
さて、誕生院だ。
あれ?東西の院を結ぶ途中に塔頭がある。
毘沙門天〜〜〜院??
何て読むんだろうか?
え〜と??立ち止まって頭をひねってたら、妹たちも同じく考え始めた。
「2つ目は龍じゃない?」「ならその上は薬かなあ?」
わからない人が何人集まっても答えは出ない。ので「聞いてくる」と、門横にあるお札所の販売員に「すみません、こちらのお寺さんの名前が読めないんですが〜?」と。
「かぞう院です」
答えは出た。けど頭の中に当てはまる漢字が浮かばない。
「どんな漢字ですか?」と更に尋ねたら「中華の『華』とお蔵の『蔵』です」とのこと。そうか!すっきりしてお礼を述べてみんなのもとへ。
全員でもう一度門に掲げられた名札を見返す。
やっぱり読めないわ。達筆すぎ〜。(長くなったので一旦区切ります)