2月、隣町の町田で旅行会社の新ツアー発表会がありました。その時に3月6日に池袋の自由学園明日館を使い25講座の講演会があるのを知り参加しました。だって、自由学園・明日館はフランク・ロイド・ライト設計の国の重要文化財なんです。そこで無料の講演会が25講座も開催されるならば参加するでしょ〜。参加希望は午前・午後と選べるようになっていたけど午前の部で申込みました。
3月6日は生憎の冷たい雨の日でした。開場が午前9時45分だったので、9時24分JR山手線池袋駅に到着です。メトロポリタン出入り口から徒歩5分、自由学園・明日館に到着です。既に参加者が行列しています。
さっそく列に加わって、どの講座に参加するか検討します。明日館の6つの教室を使用して、それぞれテーマを変え・講師を変え講座が開講されるのだ!
え〜と?
10:00~11:15で1講目は…ローマ・バロックの建築(駒沢女子大学講師、岩谷洋子先生。ローマか〜、1回旅したけどあの時は1日あった自由行動の日を地元旅行会社主催のまるごとナポリ・ポンペイへ日帰り旅行しちゃったからなぁ〜。バチカンとコロッセウム・トレビの泉位しかツアーで見てないし、そのまま半日自由行動もろくに見てないんだよね〜。でもバロック期の大理石彫刻は劇場で役者がポーズ決めてるみたいで面白かったんだよね〜。これ行って見よう!
講座会場の教室です。画像左に少し写り込んでいますが、教室の壁にプロジェッターの画像を映し出し眺めながら片側に並べた椅子で先生のお話を聞くスタイルです。
15分休憩
次の講座も同じ部屋の講座を選択したので、この時間を使って他の部屋を覗いて来た。
部屋により収容人数が違う模様。私が選択した講座は人気の先生の講座だと知るのは2限目に入ってからでした。
11時30分〜12時45分 名画は嘘をつく(西洋美術史家、木村泰司先生)
はっきりいってとっても面白い!既にどこかで先生の講座に参加した方がリピート受講されてるようで、部屋の椅子は全て埋まっています。更に部屋毎につく旅行会社の社員が、どこからか椅子を追加で持ち込んでいました。
椅子!スチール椅子ではありません。時代を帯びた座高が低く、少し小さめの椅子です。
これさ、もしかしたら明日館が小学校だった時代に実際使われていた椅子のリメイク品じゃなかろうか?
先生が次々に映し出す西洋絵画を次々に解説していくんだけど、あまりのスピードに理解と記憶が追いつかない。
え〜と?アダムとイブを描いてる絵は本来羞恥を知らないアダムとイブが既にアダムとイブの局部を葉が覆っている。その葉は本来イチジクなのに絵はオリーブの葉。手にりんごを持っている。蛇も描いてある。時系列が違う出来事を全部おなじ画面に詰め込んである。と行った感じです。これがもう次から次へと…。早々に全部記憶するのを諦めた!
でもレンブラントの話は面白過ぎて覚えてる。
一番有名な【夜警】は今の日本円にして2000万円で受注した。オランダはいち早く市民階級が台頭した国で、夜警のモデルは自警団で、劇場型の絵は不人気だったというのは後世の嘘。レンブラントの奥さんが金持ち出身で奥さんに紹介されて仕事がひっきりなしだったが、奥さんが亡くなって落ちぶれたというのも嘘。レンブラントの絵が流行遅れになっただけ。もうバッサリ!気持ちいい位。
日本で人気のフェルメールは、住んでる町から出なかった。ってか家族の借金で人も仕事もある大きな町に行くのが無理だった。奥さんが裕福な家の娘だったので奥さんの家で曲がりしていた。
2時限目終了。お昼休憩です。ってか午前の部に申込んだので午後は受講出来ないと思ってたんだけど、旅行会社の社員の方が「引き続き受講出来ます」と言うので午後も講演を聞くことにしました。いや、本来は午後から雑司ヶ谷ぶらぶら歴史散歩をするつもりだったんだけど、雨が止まないんだよね〜。計画変更です。
お昼を重要文化財の教室でとる事を避け、食堂へ移動する。
食堂もフランク・ロイド・ライトの設計です。お昼ご飯がおいしい!まあ食べてるのはあんパンとお茶なんですが。
いつの間にやら講演会の参加者が増えて食堂に人が集まってきたので館内散策へ。
ここはラウンジルームです。コーヒーが確か300円だったかな?でも講演参加者で一杯ですね〜。
あ。上の画像で皆さんが使っている椅子がオリジナルの椅子と同じ形の椅子です。そもそもが小学校なので、明日館は全てが小ぶり。子ども用の小さめな椅子です。
こちら西出入り口を屋内から撮影しました。
屋外から撮影した出入口。上の画像左手に行くと、ショップがあります。以前訪問した時はここにあったっけ?確かあの時は木製の鍋敷き購入したような…。あれ、使い勝手よかったんだよな〜。まだあれば欲しい!とショップに入ったらば、商品のラインナップが全く変わってました!子供用のあれこれが多いのは変わらないんだけど、女性が好きそうなものが並んでた。欲しかったなべしきもない〜〜。撤収。まだ見てない部屋へ行こう!
明日館前にある芝生は立入り禁止なので、側溝の上を通る。と?クリスマスローズがありました。分かりにくいけど、奥の柵もおしゃれっぽい。これもロイドさんの設計かな?どうだろ?
明日館の東翼に到着。
婦人の友社羽仁先生記念展示室
明治36年(1903)、羽仁夫妻が「婦人の友」の前身「家庭の友」を創刊しました。婦人の友社の110年の歩みと現在の活動を展示しています。
ん?確か自由学園明日館の建物の道路はす向かいの建物が婦人の友社だったような〜。
自由学園明日館の歴史は後で紹介しますが、そもそも羽仁夫妻が大正10年(1921)に創立した建物です。
東の出入口を屋外から撮影。
あ。明日館の見取図がある。これを見ると学校らしい作りだよね。(画像の赤線は非常脱出経路です)
上の画像には載ってませんが、見取図の下部が道路に面していて、道路を渡って講堂があります。(*現在講堂は耐震補修中で見学出来ません。8月より一般公開再開の見込み)
あちこちでレトロ建築物を見学していますが、明日館は現在も使って保存してる建物です。動態保存って言うそうな。結婚式やコンサート。セミナー。クラス会などに使用可。重要文化財で結婚式出来たら、一生語れるよな〜。
さてと、午後の講義は13時30〜14時45分。次はどこの講義を聞こうかな〜?同時刻に6つの講義があります。私が選択したのは2限目と同じ先生の名画でよむギリシャ・ローマ神話です。
ところがところが、講義を聞きたい人は更に増加して、もう椅子に空きがありません。う〜ム…。教室の入口でうなってると、旅行会社の社員さんが気を聞かせ、食堂から空いてる椅子。ええあのちいさい椅子を持って来て教室の端に席を作ってくれました。
今日の25講座の参加者は全て同じ旅行会社のお客さんかその友人です。海外旅行慣れしてる方々は他人との距離の取り方が巧い。場合場合で初見の人同士でも、うまくつき合えるのだ。狭い教室にどんどん人が増えたなら、小さい椅子を詰める。うっかり落とした物に気付いてない年配の男性に、うまく教えて差し上げる。うっかりお昼ご飯の持ち込みを忘れて空腹を訴えてる方には手持ちのお菓子をプレゼントといった具合(海外旅行ではバスでツアー参加者の持参したお菓子が配られることはよくある)。和気あいあいですね。しかも講義は期待通りとても面白く、なぜに西洋絵画に唐突に裸の女の人が描いてあるのか?は面白かったです。
ユピテル(ギリシャ神話でゼウスのこと)のように神様を登場させるのがお約束。
アルカディア(現実にはない理想の楽園)を描くのもお約束。でも実際は描いてる絵師の住んでる場所や、絵画を注文した注文主の住む都市をモデルにしてる。
お約束なので外してはいけない。笑えたのはアルカディアつまり風景ですね。それを描くのが得意な絵描きは、描かねばならない神様は外注に出してた!おいおいおい。人物がおまけだったのね。
ユピテル(ゼウス)は元々燃え盛る炎なので、人間とふれあうためには変身して近づく。白鳥だったりだね。西洋絵画が描かれた時代は誰でも知ってる事だったけど、現代人は西洋絵画は読み解かねばならない。
そういえば、西洋絵画に意味不明の動物が登場するけど、あれは神様が変身した所だったのか。牡牛に変身するエウロペ。黄金の雨に変身するダナエ・雲に変身するイオ。月桂樹のダフネ。なども絵画を紹介。ユピテルは最高神なので、ユピテルの生涯と描かれた絵画を数多く見ました。面白かった。
3時間目が終了。さて、4時間目はどうしょうか?15時〜16時15分が時間割です。でももうお腹一杯なんだよね〜。詰め込み過ぎて頭がもう疲れたので帰る事にしょう!ってな事で撤収しました。
自由学園 明日館
休館日:毎週月曜
開館時間:10時〜16時(入館は15時半まで)
見学料:見学のみ400円。喫茶付きは600円
自由学園概要:
自由学園は、羽仁吉一・もと子夫妻による大正10年(1921)に女学校として創立されました。明日館はその自由学園誕生の校舎で、アメリカが生んだ建築の巨匠フランク・ロイド・ライトとその弟子の遠藤新の設計になる建物です。
羽仁夫妻は、友人の建築家遠藤新を介して、当時帝国ホテル設計のために来日していたライトに校舎の設計を依頼しました。ライトは羽仁夫妻の教育理念に深く共感し、設計を快諾したと言われています。大正10年(1921)に中央棟。西教室棟が竣工。大正14年(1925)には東教室棟が完成。昭和2年(1927)に講堂が完成しました。
同年初等部が設立され、昭和9年(1934)自由学園は東京都久留米市に移転しました。その後、羽仁夫妻が自由学園と日本の教育の明日を託して命名した「明日館」は。卒業生の諸活動の拠点として使われてきました。幸いにも関東大震災や太平洋戦争の被害を免れ、戦後は自由学園生活学校の校舎としても使われました。
軒高を低く抑えて水平線を強調した立面、幾何学的な建具の装飾は、「プレーリーハウス(草原様式)」と呼ばれる一連のライト作品の意匠を象徴しています。日本に残るライト建築の特徴である大谷石が多用され、建物の基本構造が現在の2×4後方の先駆けと言われるなど、他の日本建築には見られないライトの作風を示す典型的な建物です。
平成9年(1997)に国の重要文化財に指定され、平成11年(1999)以降、国および都の補助事業による保存・修理工事を行い、別棟3幢の新築を含めて平成13年(2001)9月完了しました。『自由学園 明日館のパンフレットより』
ちなみに、明日館の外観画像に映る木は桜ですので、今行けば桜越しのレトロ建築が見えます。か、風邪さえ引いてなければ今ごろは桜巡り出来たのに〜〜。
3月6日は生憎の冷たい雨の日でした。開場が午前9時45分だったので、9時24分JR山手線池袋駅に到着です。メトロポリタン出入り口から徒歩5分、自由学園・明日館に到着です。既に参加者が行列しています。
さっそく列に加わって、どの講座に参加するか検討します。明日館の6つの教室を使用して、それぞれテーマを変え・講師を変え講座が開講されるのだ!
え〜と?
10:00~11:15で1講目は…ローマ・バロックの建築(駒沢女子大学講師、岩谷洋子先生。ローマか〜、1回旅したけどあの時は1日あった自由行動の日を地元旅行会社主催のまるごとナポリ・ポンペイへ日帰り旅行しちゃったからなぁ〜。バチカンとコロッセウム・トレビの泉位しかツアーで見てないし、そのまま半日自由行動もろくに見てないんだよね〜。でもバロック期の大理石彫刻は劇場で役者がポーズ決めてるみたいで面白かったんだよね〜。これ行って見よう!
講座会場の教室です。画像左に少し写り込んでいますが、教室の壁にプロジェッターの画像を映し出し眺めながら片側に並べた椅子で先生のお話を聞くスタイルです。
15分休憩
次の講座も同じ部屋の講座を選択したので、この時間を使って他の部屋を覗いて来た。
部屋により収容人数が違う模様。私が選択した講座は人気の先生の講座だと知るのは2限目に入ってからでした。
11時30分〜12時45分 名画は嘘をつく(西洋美術史家、木村泰司先生)
はっきりいってとっても面白い!既にどこかで先生の講座に参加した方がリピート受講されてるようで、部屋の椅子は全て埋まっています。更に部屋毎につく旅行会社の社員が、どこからか椅子を追加で持ち込んでいました。
椅子!スチール椅子ではありません。時代を帯びた座高が低く、少し小さめの椅子です。
これさ、もしかしたら明日館が小学校だった時代に実際使われていた椅子のリメイク品じゃなかろうか?
先生が次々に映し出す西洋絵画を次々に解説していくんだけど、あまりのスピードに理解と記憶が追いつかない。
え〜と?アダムとイブを描いてる絵は本来羞恥を知らないアダムとイブが既にアダムとイブの局部を葉が覆っている。その葉は本来イチジクなのに絵はオリーブの葉。手にりんごを持っている。蛇も描いてある。時系列が違う出来事を全部おなじ画面に詰め込んである。と行った感じです。これがもう次から次へと…。早々に全部記憶するのを諦めた!
でもレンブラントの話は面白過ぎて覚えてる。
一番有名な【夜警】は今の日本円にして2000万円で受注した。オランダはいち早く市民階級が台頭した国で、夜警のモデルは自警団で、劇場型の絵は不人気だったというのは後世の嘘。レンブラントの奥さんが金持ち出身で奥さんに紹介されて仕事がひっきりなしだったが、奥さんが亡くなって落ちぶれたというのも嘘。レンブラントの絵が流行遅れになっただけ。もうバッサリ!気持ちいい位。
日本で人気のフェルメールは、住んでる町から出なかった。ってか家族の借金で人も仕事もある大きな町に行くのが無理だった。奥さんが裕福な家の娘だったので奥さんの家で曲がりしていた。
2時限目終了。お昼休憩です。ってか午前の部に申込んだので午後は受講出来ないと思ってたんだけど、旅行会社の社員の方が「引き続き受講出来ます」と言うので午後も講演を聞くことにしました。いや、本来は午後から雑司ヶ谷ぶらぶら歴史散歩をするつもりだったんだけど、雨が止まないんだよね〜。計画変更です。
お昼を重要文化財の教室でとる事を避け、食堂へ移動する。
食堂もフランク・ロイド・ライトの設計です。お昼ご飯がおいしい!まあ食べてるのはあんパンとお茶なんですが。
いつの間にやら講演会の参加者が増えて食堂に人が集まってきたので館内散策へ。
ここはラウンジルームです。コーヒーが確か300円だったかな?でも講演参加者で一杯ですね〜。
あ。上の画像で皆さんが使っている椅子がオリジナルの椅子と同じ形の椅子です。そもそもが小学校なので、明日館は全てが小ぶり。子ども用の小さめな椅子です。
こちら西出入り口を屋内から撮影しました。
屋外から撮影した出入口。上の画像左手に行くと、ショップがあります。以前訪問した時はここにあったっけ?確かあの時は木製の鍋敷き購入したような…。あれ、使い勝手よかったんだよな〜。まだあれば欲しい!とショップに入ったらば、商品のラインナップが全く変わってました!子供用のあれこれが多いのは変わらないんだけど、女性が好きそうなものが並んでた。欲しかったなべしきもない〜〜。撤収。まだ見てない部屋へ行こう!
明日館前にある芝生は立入り禁止なので、側溝の上を通る。と?クリスマスローズがありました。分かりにくいけど、奥の柵もおしゃれっぽい。これもロイドさんの設計かな?どうだろ?
明日館の東翼に到着。
婦人の友社羽仁先生記念展示室
明治36年(1903)、羽仁夫妻が「婦人の友」の前身「家庭の友」を創刊しました。婦人の友社の110年の歩みと現在の活動を展示しています。
ん?確か自由学園明日館の建物の道路はす向かいの建物が婦人の友社だったような〜。
自由学園明日館の歴史は後で紹介しますが、そもそも羽仁夫妻が大正10年(1921)に創立した建物です。
東の出入口を屋外から撮影。
あ。明日館の見取図がある。これを見ると学校らしい作りだよね。(画像の赤線は非常脱出経路です)
上の画像には載ってませんが、見取図の下部が道路に面していて、道路を渡って講堂があります。(*現在講堂は耐震補修中で見学出来ません。8月より一般公開再開の見込み)
あちこちでレトロ建築物を見学していますが、明日館は現在も使って保存してる建物です。動態保存って言うそうな。結婚式やコンサート。セミナー。クラス会などに使用可。重要文化財で結婚式出来たら、一生語れるよな〜。
さてと、午後の講義は13時30〜14時45分。次はどこの講義を聞こうかな〜?同時刻に6つの講義があります。私が選択したのは2限目と同じ先生の名画でよむギリシャ・ローマ神話です。
ところがところが、講義を聞きたい人は更に増加して、もう椅子に空きがありません。う〜ム…。教室の入口でうなってると、旅行会社の社員さんが気を聞かせ、食堂から空いてる椅子。ええあのちいさい椅子を持って来て教室の端に席を作ってくれました。
今日の25講座の参加者は全て同じ旅行会社のお客さんかその友人です。海外旅行慣れしてる方々は他人との距離の取り方が巧い。場合場合で初見の人同士でも、うまくつき合えるのだ。狭い教室にどんどん人が増えたなら、小さい椅子を詰める。うっかり落とした物に気付いてない年配の男性に、うまく教えて差し上げる。うっかりお昼ご飯の持ち込みを忘れて空腹を訴えてる方には手持ちのお菓子をプレゼントといった具合(海外旅行ではバスでツアー参加者の持参したお菓子が配られることはよくある)。和気あいあいですね。しかも講義は期待通りとても面白く、なぜに西洋絵画に唐突に裸の女の人が描いてあるのか?は面白かったです。
ユピテル(ギリシャ神話でゼウスのこと)のように神様を登場させるのがお約束。
アルカディア(現実にはない理想の楽園)を描くのもお約束。でも実際は描いてる絵師の住んでる場所や、絵画を注文した注文主の住む都市をモデルにしてる。
お約束なので外してはいけない。笑えたのはアルカディアつまり風景ですね。それを描くのが得意な絵描きは、描かねばならない神様は外注に出してた!おいおいおい。人物がおまけだったのね。
ユピテル(ゼウス)は元々燃え盛る炎なので、人間とふれあうためには変身して近づく。白鳥だったりだね。西洋絵画が描かれた時代は誰でも知ってる事だったけど、現代人は西洋絵画は読み解かねばならない。
そういえば、西洋絵画に意味不明の動物が登場するけど、あれは神様が変身した所だったのか。牡牛に変身するエウロペ。黄金の雨に変身するダナエ・雲に変身するイオ。月桂樹のダフネ。なども絵画を紹介。ユピテルは最高神なので、ユピテルの生涯と描かれた絵画を数多く見ました。面白かった。
3時間目が終了。さて、4時間目はどうしょうか?15時〜16時15分が時間割です。でももうお腹一杯なんだよね〜。詰め込み過ぎて頭がもう疲れたので帰る事にしょう!ってな事で撤収しました。
自由学園 明日館
休館日:毎週月曜
開館時間:10時〜16時(入館は15時半まで)
見学料:見学のみ400円。喫茶付きは600円
自由学園概要:
自由学園は、羽仁吉一・もと子夫妻による大正10年(1921)に女学校として創立されました。明日館はその自由学園誕生の校舎で、アメリカが生んだ建築の巨匠フランク・ロイド・ライトとその弟子の遠藤新の設計になる建物です。
羽仁夫妻は、友人の建築家遠藤新を介して、当時帝国ホテル設計のために来日していたライトに校舎の設計を依頼しました。ライトは羽仁夫妻の教育理念に深く共感し、設計を快諾したと言われています。大正10年(1921)に中央棟。西教室棟が竣工。大正14年(1925)には東教室棟が完成。昭和2年(1927)に講堂が完成しました。
同年初等部が設立され、昭和9年(1934)自由学園は東京都久留米市に移転しました。その後、羽仁夫妻が自由学園と日本の教育の明日を託して命名した「明日館」は。卒業生の諸活動の拠点として使われてきました。幸いにも関東大震災や太平洋戦争の被害を免れ、戦後は自由学園生活学校の校舎としても使われました。
軒高を低く抑えて水平線を強調した立面、幾何学的な建具の装飾は、「プレーリーハウス(草原様式)」と呼ばれる一連のライト作品の意匠を象徴しています。日本に残るライト建築の特徴である大谷石が多用され、建物の基本構造が現在の2×4後方の先駆けと言われるなど、他の日本建築には見られないライトの作風を示す典型的な建物です。
平成9年(1997)に国の重要文化財に指定され、平成11年(1999)以降、国および都の補助事業による保存・修理工事を行い、別棟3幢の新築を含めて平成13年(2001)9月完了しました。『自由学園 明日館のパンフレットより』
ちなみに、明日館の外観画像に映る木は桜ですので、今行けば桜越しのレトロ建築が見えます。か、風邪さえ引いてなければ今ごろは桜巡り出来たのに〜〜。