8月の終わり、義母が入ってる介護施設から「歯が痛いと言ってるので、歯医者に行きます」と連絡が来た。あら〜?と思ったものの、その時点では気楽に考えてた。
後日、介護施設より「細菌感染したようで、発熱が見られましたので、昨夜熱さましを服用。今朝には熱が下がってたのですが、昼にまた発熱しており、かかりつけ医に相談したところ『一度連れてきて欲しい』と言われた」
ところが、夕方には「歯医者を再診したら、重度の歯槽膿漏になってるそうです。発熱があるので念のためにかかりつけ医に見せCT検査をしたところ『右の肺の上の方に影が見えます。紹介状を書くのでこれから三豊総合病院に行ってください」と言われたと介護施設の方から電話があった。
三豊総合病院というのは、西讃地方に暮らす人には最後の砦の病院なのです。今回は、『家族のサインが必要なので今から病院へ来て欲しい』との連絡も兼ねてたのだ。
マジで?普通の虫歯じゃないじゃん!とりあえずダンナが急いで病院へ向かった。
午後8時になってもダンナから何の連絡も来ない〜〜。
電話をかけたらまさかの「お母さん、入院する。今、病室を用意中」だとか。
まままま、マッジデェ〜〜!!!??
これが9月7日のことです。
翌日、9月8日(金曜日)、午後1時にお見舞いに面会へ向かう。
ところが「今から検査に向かうので」とその間お昼ご飯を食べようと病院の近所のうどん屋に向かった。
ところがまさかの休業日でした。
なんか、定休日は毎週水曜日なのですが、人手不足から9月8日の金曜はお休みでした。
もし車で移動してたら近くのうどん屋を目指したのですが、駐車場から車を出すのが面倒〜と病院から徒歩で移動したので、手っ取り早く目の前のスーパーマルナカ豊浜店で適当にお弁当とお茶を買って、イートインスペースで食べて病室に戻る。
介護施設ではコロナ発生後、入所者と対面しての面会は停止中で、久々に見た義母は痩せてた。なぜこんなことに!?といえば、義母は入れ歯が合わなくなるのが嫌で入れ歯を入れっぱなしにしてたようだ。で、結局このザマに。
義母は凹んでた。しかもそうまでして使ってた入れ歯ですが。実は義母は自分の歯が何本か残ってるのだけど、今回の騒ぎで奥歯は近々抜くしかないらしい。凹むよな〜。
面会後、義母の主治医の内科の先生とお話が出来た。
「発熱の原因はおそらく歯槽膿漏由来だと思われますが、来週月曜(9月11日)に詳しい検査をします。
あと、おかあさんですが、低カリウム症を発症してます。昨夜数値が2、2でカリウム値をあげるように点滴をしたのですが、今朝1.9に下がってました。この数値はいつ心臓が止まってもおかしくない数値です。
つきましては、もしもの場合延命措置をするかしないか考えて書類にサインしてください」
お、お義母さ〜ん!!
ちなみに、本人は「歯が痛いだけだったのに。ここはどこかいな〜?」と呑気だ。
い、言えない〜〜!
9月19日(火曜日)
前の週の金曜(9月15日)に面会に行ったダンナが「お母さんが、君に言いたいことがあるっていうから来週面会に行こう」と。そう土日祭日を挟んでるので最短で19日(火曜)となりました。
ちなみにダンナは主治医より義母の診察の書類を受け取ってまして、そこに病名を「敗血症」と書かれていてビビる。虫歯じゃない!歯槽膿漏でもない!敗血症って、ソレ死因になる奴〜。
さて、火曜日です。お昼ご飯!面会に行く前に、先日食べたかったのに食べれなくなったのが悔しかったので再度うまじ家さんに向かう。
先日の空っぽの駐車場が嘘のようにほぼ満車。入店は行列付きだった。行列ときたら普通ならば別の店に行くところ、ここはうどん屋です。回転が早いので待ちます。予想通り長く待つことなく店内へ。
セルフ店なので、まずはお盆を取って流れに乗って待ちます。
おすすめより。
右の2つ目「温玉牛肉ぶっかけの小(1玉)」を注文する。
受け取って列の奥へ。列の途中にいなり寿司や鳥ご飯や天ぷら各種が並んでるので、欲しければ自分で取って奥のレジで支払い。近くに水を置いてあるので自分で取る。あと、刻みネギと生姜を追加して空いた席に。
こちらはダンナのチョイス。かけうどんの冷たいのとゲソ天。
わかりますか?うどんの角が立ってます。しかも層になってるのが見える。
美味い〜。
実はうまじ家さんは手打ちの店で、入り口でうどんを打ってるのだ。店内で行列してると、トントンとうどんを切る音が聞こえてくる。
さて時刻は12時56分病院に向かう。
面会は1時からです!義母がわざわざ私を呼びつけてまで伝えたいことは何かしら?とドキドキものだったのですが。
午前中にまたも検査を受けた義母は「電気で動くから辛い。 お昼を食べたばかりでしんどい。 アンタは空気が悪い病院へ来たらいかん。早よ帰れ」と。うつらうつらしつつ話すことをまとめたらこんな感じで。どうも私に伝えたいことが何だったか?聞き出すことも出来ず。わずか10分弱の面会となりました。
肩透かしでしたが、帰宅後に病院とのやりとりを義姉やら義母の弟さんやらに連絡する。令和3年4月の始めに義父は亡くなったのですが、最後は急死になりまして。誰も死に目に会えなかったので、高齢の義母も万一を考えると連絡だけはしておこう!と。義母の情報はちょっとしたことでも逐一を伝えてるのです。
そんな大騒ぎの9月。「幸いカリウム値がまだ標準より低いけど、点滴から飲み薬に切り替えたので、いつ退院しても大丈夫です」と主治医より連絡があった。
となると、介護施設です。我が家には軽トラしかないのです。車椅子で移動できる車で迎えに来てもらわねばならん。
で、病院と介護施設で相談していただき9月21日(木曜)に病院より「来週の月曜2時に退院です」との連絡をもらう。「その前に精算においでください。履き物と服を用意してください」と。
バンザ〜イ!
義母は無事に最悪状態を脱出したのです。そうだ!義姉と義母の弟さん(おじさん)に急いで連絡する。何しろ、義母と直接対面して会えるのは入院してる間だけ。介護施設に戻ればコロナ対応でまだ直接の対面での面会はできません。とりあえず連絡だけしておけば、あとはめいめいの都合に合わせて会いたければ病院に面会に行くと思うし。
さて。義母の退院日の9月25日(月曜)が来た。病院に行く前にお昼ご飯にうまじ家さんへ。
前回の温玉牛肉ぶっかけうどんはとても美味しかった。けど2回目は別のにしようと思う。
選んだのはわかめうどん(小)温い400円のとちくわの天ぷら1本150円(ハーフもあり)です。
画像ではわかりにくいのですが、どんぶりの表面全てわかめです。大量です。
美味しい!けど、減塩生活が長い私にはちょい塩から〜。そこだけ失敗した。
ちなみにダンナはまたしても冷たいのを注文してた。
冷たいうどんは先に食べ終わられてしまう。
可能な限り急いでかきこんで病院へ。
義母の入院の精算後、病室の病棟の入り口の受付前で介護施設の人が来るのを待つ。
介護施設の人が来た。義母の服を看護師さんに渡し、義母の用意が出来るまで受付前の椅子に腰掛けて待つ間、介護施設の人に義母が入院中どうだったのか?知ってることを伝える。情報の共有は大事なのだ。ちょっとしたことでも伝えておかねば。
介護施設の人が持ってきてくれた車椅子で義母が来た。
顔がとても明るい。前回がポヤポヤ状態だったから拍子抜けしそうなくらい元気になった。そのまま私が車椅子を押し、義母の荷物を介護施設の人が持ち、玄関前で待つ車へ。義母はこのまま介護施設に戻るのだ。
ようやく私の心に余裕が戻った。
「なあ、これから萩寺へ行かん?」
本当は23日にあった萩祭りに見にいくつもりだったのですが、気持ちが乗らず。しかも、気温が低めだったので遅れがちの大根の種まきやらあれこれを優先したのです。
気持ちが晴れやかなので、今ならいけると思うんだ。