2022年、耕作放棄地に畝を作って初めてのじゃがいもを育てました。去年は男爵3キロ・メークイン3キロ・トウヤ1キロ・キタアカリ1キロを植え付けました。けど、品種で育ちに差が出てしまったのね。一際収穫量が少なかったのはキタアカリでした。なぜかしら〜??同じように育てたのだけれどね。一方、同じ畝のキタアカリの隣のトウヤはすごく出来が良かったのよね???
もしや、キタアカリはうちの田んぼの土と合わないのかもしれん。
そう思った私は、2年目の今年は1キロづつ全部違う品種を植えてみよう!と思い立ったのです。
調べた!けど欲しい種芋が手に入らなかった。
方針を変えた。こちとらまだまだ初心者です。難しいことはわからないんである。なので、植え付けたら後はほったらかし&楽して&多くのじゃがいもが獲れて&美味しい品種を探そう!と思いついちゃったのです。笑わば笑へ!
ってなことで、まずは1月初旬に近所のコメリへ。それからホームセンターの西村ジョイ。
アンデス赤・インカの目覚め・トウヤ・北カムイ・ピルカ・はるか。これで六品種6キロ分です。男爵もメークインもメジャーですが、古い品種です。より良いものを求めて品種改良を重ねるのが日本の農業です。うちの畑の土に合いさえすれば、男爵とメークインを植えた去年より多く収穫できるハズ。ならば、植えすぎてはいけない。去年は8キロ植えて、キタアカリがダメだったけども大変なことになったのだ。自重が大切。
2月に入り、久々にコメリに行ったらば、全く違う種イモが並んでいたのだ。ついつい一種類追加してしまいました。北海こがねです。
さて、2月1日に購入して暗い倉庫で並べてあった種イモを温室へ移動した。浴光催芽して、芽出しした後2月20日ごろに植え付けるのです。
予定は未定。
期間的にはまだだったのですが、既に芽が出てる品種があった。もう植え付けないとダメだ。
ということで、種イモを測る。1個80グラム超えのものを2つに切る。
まず土作りが2月5日に終わってる家庭菜園に2月16日に植え付けたのはアンデス赤とインカの目覚めの一部です。
が、その前に来年以降の自分への記録として、購入品種の撮影することにした。
ピルカ
種芋購入1月13日。 男爵より多収。寒地向け。2月27日&3月4日植え付け。中早生
キタカムイ:種芋購入1月13日。 男爵より多収。倒伏しやすい。多肥してはいけない。早生。
アンデス赤:種芋購入1月8日。春秋2期作出来る。2月16日植え付け。中生・中晩生
トウヤ:1月9日種芋購入。大きな芋になりがち。2月23日植え付け。早生
インカの目覚め:種芋購入1月8日。男爵より10日以上収穫が早い。小さい芋になりがち。2月16日&23日植え付け。極早生
北海こがね:種芋購入2月7日。フレンチフライ用ポテト。3月4日植え付け。中晩生・晩生
はるか:種芋購入1月8日。男爵より熟成が遅い。2月27日植え付け。中生。
2月27日の様子。白い不織布をかけてる2本。奥に2月23日、手前は2月27日に種いもを植え付け済みです。でも右奥の黒マルチはまだ植え付け出来てない。
実は家庭菜園の12メートルとここの2本10メートルもあれば7キロ分は充分だろう?と思ってたかを括っていたら、家庭菜園12メートル分でアンデス赤とインカの目覚めの一部しか植え付けられず。これは畝が足りない!と慌てて新しく追加で畝を用意してる途中です。ちなみにここに植え付け出来たのは3月4日です。肥料を入れてもすぐに植え付けられないのだ。しばらく放置せねばならんのですよ。
そうこうしてるうちに3月1日です。
アンデス赤は本当に育ちが早い。3月に入り、突然気温が急上昇したので、慌てて家庭菜園で育ててる野菜を保温目的でビニールトンネルや不織布や防虫ネットをかけてあったのを全て撤去しました。その作業中に、じゃがいもの畝の不織布が不自然にもっこりしてるのに気づきまして。もしや〜?と思い、慌てて不織布を剥がし、そ〜っと触ってみたら、発芽してる〜〜!!!
慌ててカッターを持ってきて、黒マルチを切りました。
危なかったです。もうね。あと1日気付くのが遅かったらば、せっかく出た芽が熱で蕩けてたやもしれません。
こちらは黒マルチを切って数日後。
個体差はありますが。こんな状態になってました。3月1日は暖かかったけど。その後寒の戻りで最低気温がマイナス2度の日もあったのですが。もう枯れないで!と。
結果、寒さを乗り越えて。3月15日。無事に光合成もできてるようで、アンデス赤の芽も緑になりました。
ちなみにこちらは2月23日に元耕作放棄地へ植え付けた3月15日のインカの目覚めです。実はインカの目覚めの隣にトウヤとキタカムイを植えてあるのですが、3月20日現在、まだ芽が出てません。なんでやねん!?
思いついて今更生育期間を調べたら。上の品種の最後にちらっと赤で書きましたが、じゃがいもにも早生(わせ)・中生(なかて)・奥生(おくて)などがあるのですね。種まきから収穫までの期間が短いか長いかの違いです。
生育の違いを最初に調べてから植え付ければ良かったかも?収穫の早い順に植え付けるべきところを、芽出しが進んでる順番で植え付けてしまいました〜。でもさ。一番芽出しが進んでたアンデス赤の熟成が、中生・中晩生というのは本当か??納得いかない。ちなみに、熟成期間のデーターは、webのじゃがいもの専門サイトで調べました。この時にじゃがいもの品種名の多さに崩れ落ちそうになっちゃったよ。こんなに品種が多かったのか〜。なのになぜにスーパーにはメークインと男爵しか売ってないのか?納得いかないわ〜。
あれだ。作ってる人だけ美味しいものを食べてるパターンやもしれん。
私もね。去年ぼやいてたスイート・スプリングという1月末に収穫する柑橘の一番美味しい食べ方を知った時たまげましたよ。何とね。3月に入って、こんなボロい奴捨てる!とダンナがいうのを、捨てるのはいつでも出来る。その前に糖度を測ってみようよ?と何の気なしき言ったのね。すると、なんとボロボロのスイートスプリングは糖度が15、5度もありやがったのだ!見た目が悪いから、作ってる人しか食べられない秘密の味なのね。別立てで記事にすべきかもしれん。本当に見た目は最悪なんだよね〜。
話が逸れた。じゃがいもです。7種購入&植え付け済みのじゃがいもですが、まだ不織布を剥がしたのは2種のみ。これからの成長が楽しみです。無事に発芽しますように!