私の住む地域では1月4日9時に業者さんの廃品回収があった。とはいえ私が出すのは新聞&雑誌である。これに間に合わないと困るので年末年始の忙しさを縫うように作業を進めてようやく間に合った。
頑張ったのは、去年の夏頃、それまでは四国新聞の販売所が回収してくれてた新聞の回収がなくなってしまったのだ。となると、年に2回ある小学校の廃品回収に出さねばなのだけれども。聞くところによると、昨今の子供の減少と回収品を乗せる軽トラを持ってる親も減っていて、小学校の廃品回収も大変なんだとか。となると、リサイクルプランナーと名乗る業者さんが頼りなんである。
とりあえず間に合わせるべく頑張った。出すもの出してゆっくり残した新聞の切り抜きやら書類を片付けててトップ画像を見つけた。
おそらく義父が亡くなる前に契約したものと思われ、カードと契約者の説明書もついていた。
話は少し変わる。
去年の後半、テレビCMやYouTubeやweb画面に「小さなお葬式」というものを見かけた。この価格を安易に信じるととても後悔すると思う。というのも、セットプランは最低限のものしか含まれていないのだ。
トップ画像の家族葬99,000ー(税込)を例に取ると、プランに含まれるのは平棺・骨壺(本骨のみ)・寝台布団1セット・納棺・ドライアイス1回分(4個)・火葬許可証手続代行・出棺時立ち会い・寝台車(病院・自宅〜葬儀会館10キロメートルまで)・会館安置料以上。
この99,000ープランにあなたが想像するお葬式で必要なものは入ってますか?
プランに含まれないものは霊柩車・お別れ花・遺影写真・仏着・ローソク線香セット・分骨壺・脱臭剤です。
葬儀場によってプランや価格的な違いがあると思われるので。例としてもう1件。
こちらは令和3年4月になくなった義父の葬式をお願いした葬儀場のwebページです。
義父はとても理性的な人で、自分の葬式をトップ画像の場所でやるようにメンバーになったと思われますが、実は急死だったので自分の考えなどを義母や義姉に伝えることなくなくなった。で、近所の葬儀場で葬式を執り行った模様です。
年末に食器棚や電話台を片付けたのですが、その中にトップ画像の他にお葬式の際に支払った葬儀場・49日の法要のギフト館・49日法要の仕出し屋さんへ支払った請求書を見つけました。
で、請求書の詳細を見比べて葬式とはいかにお金のかかるものか!とたまげてしまいました。
想像しやすいようにいつくか例をあげますと。
上の画像左奥の、盛り籠1個8000円×3個=24000円+外税8%1920円=25920円。
上の画像中央奥の生花1基10000円×3個と中奥奥前の回転燈篭23000円=55000円+外税10%=58300円でお供物として合計84220円プラスとなる。
上の祭壇(棺・骨瓶・位牌セット・祭壇生花・小道具含む)のセット料金で40万円。
写真代(カラー)キャビネ1個サービス17000円。
遺影映像写真5000円。
となります。
ちなみに寝台車(病院から自宅)17282円
霊柩車(葬儀会館から火葬場)20508円
葬儀参加者用のマイクロバス(葬儀会館から火葬場)20000円
ドライクーラー(遺体保全料)8000円
仏衣・寝台車用布団・枕13000円
巻線香・台・ローソク2095円
36時間持つローソク1400円
告別式司会料15000円
除菌消臭剤セット6000円
ご会葬返礼品(今治タオル)500円×27個=13500円
Wハガキ(初回50)2500円
以上に消費税10%で57129円
合計税込6284143円でした。
これらの他に団子・枕飯・おりょうぐ膳が2000円
寺院のお茶菓子(葬儀2法要1)200円×3個=600円
親族お茶菓子600円
外税(10%)320円で合計3520円。
火葬場から戻って法要後、法要膳持ち帰り汁5420円×20個=109000円
消費税(8%)8720円
合計121240円
以上から葬儀会館への支払いは合計833874円となりました。
これだけでもお葬式はお金がかかるのがわかりますが。
実はもっとお金がかかることが抜けてます。
そうお寺さんへの支払いです。
詳細は義母が別会計にして記録してあるようで詳細な金額がわからないのですが。
お寺さんへの支払い明細は、読経代(枕経・お通夜・葬式・焼き場・法要)の少なくともン万円×5回。確かこれで計算して後日義姉が支払いに行ったのですが、「足りませんなあ」と言われ1度帰ってきました。知らない間にもう1回読経してくれてたようです。
更に戒名代金がン十万円かかり、なぜかお葬式の時にうちのお寺さん以外のお坊さんもいたのでこちらもプラスの出費となりました。家族葬だと伝えてあったのに。なんで二人もお坊さんがいるのか??みんな首を捻った出来事でした。
お寺さん以外に焼き場にも支払いが発生します。
ってなことで、小さなお葬式でプランしてもオプションであれもこれもいるわぁ〜となるのでご注意ください。
家族葬ということは、葬儀にくる人の数も減るので、その分香典も減ります。心構えしておかないとガツンとまとまったお金が一気に支払わねばならない〜!!となるので「小さなお葬式」の言葉には御用心くださいね。