風のささやき 俳句のblog

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流木や日永浮くなり沈むなり 【季語:日永】

2020年04月25日 | 俳句:春 時候
その日は随分と暖かな日でした
太陽が顔を出しているところでは
外にいてもまったく苦には感じられませんでした

とある川の側に通りかかったので
川べりを歩くことにしました

川の面を眺めながら歩いていると
川の流れの淀んだところに
小枝の流木がくるくると回っていました

どこからか流れてきて
そこにつかまり
動けなくなってしまったのでしょうか

魚釣りの浮きのように
時には沈みかけたり
その反動で浮かび上がったりもしています

何故かその様子が
自分の身の上にも似て
哀れに思えて

足早にその場所を離れることにしました


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