時々、偶然にすばらしい番組に出会います。先ほど観終わったところです。感激を伝えたく予定を変更して報告します。
NHKの総合で4時から5時半までの放送でした。頭を見落としたので再放送待ちです。
番組内容『文楽三味線の第一人者・鶴澤清治(63)が、長年共演することのなかった人間国宝・竹本住太夫に難曲「阿古屋琴責」で挑む大舞台までの二ヶ月を追ったドキュメント』だそうです。
文楽自体は昔若い頃1度観たことがありますが、それ以来まったく別世界のものでした。
ですが、十年位前から「八王子車人形」を見るようになって、義太夫・浄瑠璃、新内などの人間国宝の演者を聴く機会が多少ありました。そんな意味で彼らの芸の世界を興味深く見ることができました。
なぜ三味線第一人者と人間国宝が長年共演することがなかった。それが話題になるのか。
義太夫の世界には大きく二つの流れがあり、それぞれの名人が芸を競っているとの事。
太夫と三味線は夫婦のようなものだが、この芸の世界ではどちらかが芸の先輩となる、で伝統の芸がどう継承されていくか、それが目の前で展開していきます。
今回の場合は、人間国宝竹本住太夫が82歳、鶴澤清治が62歳まったく違います。先輩後輩の立場ですが、芸の上での妥協はしない、そんな真剣勝負が展開しました。住太夫が清治を評して「彼はまだ60歳だ。これからだ」というシーンがありました。芸事の世界を覗いた気がします。
竹本住太夫は長年この難曲を演じることを断ってきたそうで、もう2度と演じないとも行っていました。最初で最後の公演になりそうです。
たった一日の国立劇場の公演ですが、文楽人形は使わず、こう言うのを素浄瑠璃というそうです。まったくごまかしの効かない二人の掛け合いです。観てみたかったですが、一時間で売り切れだそうです。
なんか得をした日曜日の夕方でした。
NHKの総合で4時から5時半までの放送でした。頭を見落としたので再放送待ちです。
番組内容『文楽三味線の第一人者・鶴澤清治(63)が、長年共演することのなかった人間国宝・竹本住太夫に難曲「阿古屋琴責」で挑む大舞台までの二ヶ月を追ったドキュメント』だそうです。
文楽自体は昔若い頃1度観たことがありますが、それ以来まったく別世界のものでした。
ですが、十年位前から「八王子車人形」を見るようになって、義太夫・浄瑠璃、新内などの人間国宝の演者を聴く機会が多少ありました。そんな意味で彼らの芸の世界を興味深く見ることができました。
なぜ三味線第一人者と人間国宝が長年共演することがなかった。それが話題になるのか。
義太夫の世界には大きく二つの流れがあり、それぞれの名人が芸を競っているとの事。
太夫と三味線は夫婦のようなものだが、この芸の世界ではどちらかが芸の先輩となる、で伝統の芸がどう継承されていくか、それが目の前で展開していきます。
今回の場合は、人間国宝竹本住太夫が82歳、鶴澤清治が62歳まったく違います。先輩後輩の立場ですが、芸の上での妥協はしない、そんな真剣勝負が展開しました。住太夫が清治を評して「彼はまだ60歳だ。これからだ」というシーンがありました。芸事の世界を覗いた気がします。
竹本住太夫は長年この難曲を演じることを断ってきたそうで、もう2度と演じないとも行っていました。最初で最後の公演になりそうです。
たった一日の国立劇場の公演ですが、文楽人形は使わず、こう言うのを素浄瑠璃というそうです。まったくごまかしの効かない二人の掛け合いです。観てみたかったですが、一時間で売り切れだそうです。
なんか得をした日曜日の夕方でした。