新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

久しぶりの「アオゲラ」

2015-01-18 17:17:17 | 里の鳥
いつものため池に隣接して、広大な県立公園と市立公園があります。どちらもよく手入れされた公園です。
県立公園の北側には、公園のデザインから残されたように細長く北側に延びる雑木林の森があります。公園の北側にあるごみ焼却場の施設を公園の利用者から隠す意味もあるのでしょうか。

ため池の撮影を終えて公園の広い駐車場に戻るときには、念のためとその雑木林を西から東へ公園の端を散策してみます。距離はあるのですが幅が薄いので大した鳥は期待できません。

「ハジロカイツブリ」を撮影した日です。そんな風の雑木林の散策路を歩いておりますと、「ピョーピョーピョー」と大きな声が聞こえてきます。ボリュームから言っても大型の鳥のようで、木立の上のほうから聞こえます。
耳を澄ませても方向は判明するのですが姿が見えません。木々の葉は落ちて空が見えるのですが分かりません。
散策路の先に中年のカップルがしきりと空を見上げています。『どこにいますか』と尋ねてみて初めて鳥の姿が見えました。

かなり上のほうで鳴いています。あの緑色の姿は「アオゲラ」しかいません。しきりとあたりを見回しながら鳴いています。
女性が名を訪ねてきたので「アオゲラ」と教えてあげました。
少し鳴いては移動していきますが、幹に止まると陰に回り込みます。ですから姿が見つけられなかったのです。



頭とほほの赤い模様の大きさで、雄のようです。図鑑によりますと繁殖期には「ピョーピョーピョー」と鳴くようです。

カップルは去りましたが、そのあと散策路をやって来た中年の女性がスマホで撮影を始めました。
『スマホではうまく撮れないでしょ』と言いますと、家の者に「アオゲラ」を公園で見たといっても信じないから証拠写真を撮るのだと仰っていました。


ひとしきり鳴くと、こんな風に次の枝を狙って飛びます。


真下から見上げての撮影ですから、この辺が限界です。

あちこち飛んで雌を探しているようで、公園広場のほうに戻ってくると、こちらでも彼の鳴き声が聞こえてきました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする