警視庁人事一課監察係の新刊です。発売即購入、読了していたのですが、葛西臨海公園関連などの投稿が続き、本日報告させていただきます。
警視庁警察官の身内を捜査する、警察組織の内部の不正に目を光らせるセクションです。
本編は、中編3部から構成されています。
①身代わり出頭
警視庁交通部長の所有する外車がひき逃げ。現場防犯カメラ解析から、運転者は息子の総務部勤務の警部補と判明する。しかしその後、運転していたとホステスが自首してくる。しかし捜査していくうちに彼女の実家が一家離散しており、ホステス自身はそのホステス本人ではないと判明する。
外国情報機関や芸能界を巻き込む事件になりますが、ストーリーは警視庁警察官の処分とその身代わり運転者の処分で終わります。
その後の捜査は監察係の担当ではなくなるので、本編では書かれていません。
毎度登場しますが、外国情報機関や暴力団、そして芸能界の闇とまるでひび割れた地面の隙間を覗くようです。
②公安の裏金
新任の警視庁公安部公安総務課課長が、捜査に必要と外車を1台捜査活動費で購入する。一方捜査活動拠点のビルが爆発し、捜査機材が被害を受ける。高額の捜査機材には内密に保険が掛けられており、またビルの所有者から多額の賠償金が払われていた。それらの金が不明となっていた。
部内で極秘に二つの行動確認捜査が開始され、さらに監察係りも動き出した。
大きな予算を持つところ、裏金を作って私腹を肥やす人間は必ずいるのでしょう。
③告発の行方
人事一課制度調査係内の「職員相談一一〇番」に、小笠原署の刑事係長から、部下が署長から猛烈なパワハラを受けていると相談があった。
相談を受けた担当警部の無責任な不注意から、この相談内容が署長にばれてしまう。該当署員だけでなく係長もパワハラを受けることになる。島内にそのうわさが広まる。
署次長も課長たちも見て見ぬふりで大騒ぎとなり、ついに職員が自殺未遂をしてしまう。マスコミも嗅ぎ付ける。
人事一課はその解明に向かう。
「厳しい指導」の名の下に横行しているパワハラ。また単独のパワハラは少なく同調者がいることも多い書かれています。
最近ニュースになる署内トイレで警察官の自殺など、そのことなのかと思ってしまいます。
日本一の警察官を抱える警視庁ですから、こういった不祥事件も起りうるのかと考えさせられます。
警視庁警察官の身内を捜査する、警察組織の内部の不正に目を光らせるセクションです。
本編は、中編3部から構成されています。
①身代わり出頭
警視庁交通部長の所有する外車がひき逃げ。現場防犯カメラ解析から、運転者は息子の総務部勤務の警部補と判明する。しかしその後、運転していたとホステスが自首してくる。しかし捜査していくうちに彼女の実家が一家離散しており、ホステス自身はそのホステス本人ではないと判明する。
外国情報機関や芸能界を巻き込む事件になりますが、ストーリーは警視庁警察官の処分とその身代わり運転者の処分で終わります。
その後の捜査は監察係の担当ではなくなるので、本編では書かれていません。
毎度登場しますが、外国情報機関や暴力団、そして芸能界の闇とまるでひび割れた地面の隙間を覗くようです。
②公安の裏金
新任の警視庁公安部公安総務課課長が、捜査に必要と外車を1台捜査活動費で購入する。一方捜査活動拠点のビルが爆発し、捜査機材が被害を受ける。高額の捜査機材には内密に保険が掛けられており、またビルの所有者から多額の賠償金が払われていた。それらの金が不明となっていた。
部内で極秘に二つの行動確認捜査が開始され、さらに監察係りも動き出した。
大きな予算を持つところ、裏金を作って私腹を肥やす人間は必ずいるのでしょう。
③告発の行方
人事一課制度調査係内の「職員相談一一〇番」に、小笠原署の刑事係長から、部下が署長から猛烈なパワハラを受けていると相談があった。
相談を受けた担当警部の無責任な不注意から、この相談内容が署長にばれてしまう。該当署員だけでなく係長もパワハラを受けることになる。島内にそのうわさが広まる。
署次長も課長たちも見て見ぬふりで大騒ぎとなり、ついに職員が自殺未遂をしてしまう。マスコミも嗅ぎ付ける。
人事一課はその解明に向かう。
「厳しい指導」の名の下に横行しているパワハラ。また単独のパワハラは少なく同調者がいることも多い書かれています。
最近ニュースになる署内トイレで警察官の自殺など、そのことなのかと思ってしまいます。
日本一の警察官を抱える警視庁ですから、こういった不祥事件も起りうるのかと考えさせられます。
