まるみのあっちこっち巡り

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映画 彼女が消えた浜辺

2010-10-31 23:58:47 | 映画(劇場鑑賞)

タイトルも予告も興味を引くものではなかったのですが、
この機会を逃すとイラン映画を観る機会も逃すと
雨の中、有楽町へと向かいました。

第59回ベルリン国際映画祭最優秀監督賞受賞他
数々の映画賞を受賞した作品です。

脚本が良く、俳優達の演技力も確かなもので、
ドキュメンタリー映画を観ているかのようでした。
どんどん引き込まれるヒューマン・ミステリィ。

感動を求める作品ではありませんが、
観劇しているかのようで、
映画も芸術なのだと思わせてくれます。

イランの文化や価値観、イスラム社会に生きる女性を
垣間見ることができるようです。
「永遠の最悪より最悪の最後のほうがマシ」
考えさせられるセリフです。

答えは、観る者の解釈に委ねられます。

女優達が美しいのも印象に残ります。
忽然と姿を消すエリを演じるタラネ・アリシュスティ、
再びスクリーンで観てみたいと思いました。

監督+脚本:アスガー・ファルハディ
主演:ゴルシフテェ・ファラハニー
2009年:イラン

ヒューマントラストシネマ有楽町

2010.10.21
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