10大財閥の一つに数えられた古河家の本邸として、
1919(大正8)年に完成した旧古河庭園は、
豪壮でお洒落な建物、和洋の庭、
大正の息吹に触れる心地良い空間が広がります。
傾斜地の一番上に英国風の外観が美しい洋館、
その南側斜面にバラの花壇が広がるテラス式庭園、
その下には心字池を中心とした
本格的な日本庭園があります。
東京を代表するバラの名所の一つで、
春の開花期にはライトアップ期間があります。
12月では秋バラも残念な状態でした。
英国貴族の邸宅にならった古典様式の
この石造りの洋館は憧れでもありました。
冬の庭園の風物詩でもある雪吊りの真最中、
スタッフさんの説明も聞けました。
池の中に入っての作業などを目にすると、
雪吊りを見ただけでも感慨深くなりそうです。
通常時閉門中の染井門です。
日本庭園の作庭者は、京都の庭師・小川治兵衛。
洋風庭園にも勝るとも劣らない見事な名園で、
大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在であり、
2006年に国の名勝に指定されました。
日本庭園の中心は心字池、
優雅な曲線が心を癒してくれます。
心字池は、「心」の草書体を形取り、
鞍馬平石や伊予青石などで造られた池です。
バラの季節に何度か足を運んだことがありますが、
紅葉も見応えのあるものでした。
我が家の蹲にも紅葉の葉をこのように
浮かべてみようかしら。
ここまでの濃淡が出せそうにないですが。
写真左端は、渋沢栄一を模っているようですよ。
北区には渋沢栄一史料館<完全予約制>もありますが、
紅葉シーズン、都内の紅葉の名所を訪れたいと思います。
東京都北区西ヶ原1-27-39
2021.12.11
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