1年か、それ以上前かもしれないが、安価だったので試しにと、買ったままだった。初めて目にするメーカーで、M44Gの純正針(N44G)の針圧は3/4~1.5gなのに2~4g とかなり重く気になっていた。ただ、0.6ミルなのでモノではなく一応、ステレオ用ですね。
真夏並みの残暑、家の中でゴロゴロしてばかり、月も替わったことだし、一丁、やってみましょうか。大したことではありませんが(笑)。
まず、カモメ・マーク付きのM44Gに。
適当なレコードに針を落とすと、第一声は当然の事ながらかったるい音に、「やっぱりなぁ」と軽い落胆を、でも低域の出がしっかりしていたので僅かな希望(笑)が生まれていた。片面が終わるころには「おい、おい、これは」と ・・・・・・
今度はカモメ・マーク無しのロング・セラーの一般的なM44Gに差し換えてみました。いゃ~、これは驚きものですね。ワイルドだけれど決して下品ではなく、音が瑞々しく出てくる。純正交換針のN44Gより良いではありませんか(笑)。なお、針圧は念のため1.5gにしましたが、トレースに全く問題ありません。音圧も高めでHIFIを狙わなければ、上等です。
そこで、この一枚を、1966年に録音されたが、このサイケ調カヴァが示すよう3年後の1969年になってリリースされている。リバティ盤ですがどうやらオリジナルのようです。V・ゲルダーの音がバッチシ嵌りました。
メンバーはマクリーン、モブレーとの3管オールスターズです。TOPにジャズ・ロック曲を置く、当時のBNの定型盤で、期待しなければ、実力者揃いなので結構、イケるけれど、期待するとワンパターンに飽きを感じてしまう。少々「空振り」したってモーガン・ファンは何とも思わないのに。そつなくまとめようとしなければ、明日への道は開かれ、悪習から逃れられただろう。タイトル(カリスマ)までずれている(笑)。そこがモーガンの魅力かもしれない。
この交換針、初めはちょっと?でしたが、いえいえCPが抜群に高いです。
多くのモーガン・ファンの気持ちは「解っちゃいるけど止められない」でしょうね(笑)。
とても参考になりました。僕もSHURE M44Gを使っています。交換針の候補として、(株)中電製のものを購入してみようと思います。
リー・モーガンは大好きなトランペッターですが、このへんになると、ちょっとマンネリ気味かもしれませんね。でも、聴いてしまうのですが(笑)。