jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

ALBERT AYLER / VOLUME 1, 2 、 棺桶まで ・・・・・

2015-12-03 | ジャズ・ts

 

 

 

元の会社のOB飲み会の前に「Days」に寄った。

 

気がつくと、マスターの手元に、この通称、「ラスト レコーディング」と言われるアイラーのシャンダール原盤、2枚が。手持ちはvol.1が国内盤で、2がシャンダール盤です。

 

 

勝手な思い込みかもしれないが、ここでアイラーのアルバムとは思いもよりませんでした。

久し振りに聴きたくなり、「かけますか」と問いかけたが、マスターはちらっと直前に入った客に視線をやり、ターン・テーブルには乗せなかった。多分、他に客が居なければかけるつもりだったのだろう。

 

 

 

 

           

 

 

 

翌日、たまたま家人がいなく、窓も防音対策をしてあるので十分な音量で。

 

十年以上聴いていなく耳の耐性を危惧しましたが、いやいや、リアルタイムで聴いた時と同じような深い感銘を改めて受けました。

そもそも、このアルバムは、アイラーの一部の作品に見られるラジカルさとは対極的な内容なので聴く前から構える必要はありませんけれど。

むしろ「ナチュラル」、「ヒューマン」といったアイラーの本質が素直に出ている。

 

アイラーは自分がしたいスタイルで演奏をしただけで、「アヴァンギャルド」、「フリー」ジャズを目指したワケではなく、時代がそうしたカテゴリーに無理やり押し込んだのだろう。そして、終生、誤解に曝された。

詰め掛けた聴衆の反応の方がよほど「アヴァンギャルド」だ。

 

ジャズ・ファンなら、避けて通れない、否、通ってはいけない一枚と思います。

 

少しずつレコードの整理を始めていますが、このVOLUME 1,2を手放す事はこれからも決してありません。

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして。 (ルネ)
2015-12-03 22:22:30
はじめまして。 楽しく拝読させて頂いています。
アイラーのこと、私もまったく同感です。
なんで殊更あんなに「フリーの権化」みたいな扱いをするんでしょうね。
ありのままを聴けばもっと楽しいのに、と思います。
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拝読しています。 (dodge(bs))
2015-12-04 21:15:26
こんばんは。
 
このアルバムを聴くまで、アイラーの本質までなかなか理解できなかったと記憶しています。
 
ルネさんのブログの鋭い洞察と着眼にしばしばハッとさせられています。これからも楽しませてください。
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