飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

年末年始の房総、伊豆の旅 その4

2024-01-03 09:04:09 | 旅(freedom person)

伊豆ゲートウェイで暗いうちに目覚めます。

朝食を終えて、朝のコーヒーでまったり…。

今日はこの界隈を巡ります。

 

まずやってきたのは、伊豆パノラマパーク!

ロープウェイに乗って、山頂を目指しますが…。

実はココ、30年ほど前、ハンググライダーで飛ぶことが出来た場所なんです!

どうやって、上までハンググライダーを運んだのかって?

コレです!↓

ゴンドラの扉を開けたままにして、ロープ二本で外に吊るしました!

風にあおられないように、人間が外に乗り出し、グライダーをかかえます。

途中何か所か、木が迫ってきて、そのたびに、引っかからないように、グライダーの機首を上げていました!

今では考えられないですね!

飛ぶ前の方が、よほど命懸けです!

 

上に上がってみると、昔とは見違えていますね!

いわゆる映えポイント!

水面に富士山が映ります。

たくさんの方がいらっしゃいました。

私は懐かしいポイントへ…。

葛城山山頂!

昔、ここに台があり、ここから飛び立っていました。

前に見える「城山」に、いつもいい風が吹いていて…。

ほとんど風がない日でも、山に沿って上がる熱上昇風だけで、ずっと飛んでいられました。

ここに来ると、ずいぶん昔のことですが、鮮明に思い出せますね!

 

伊豆パノラマパークを後にして、次にやってきたのは…。

韮山反射炉!

ここ、以前より気になっていた場所なのですが…。

オタクな私にとっては、ドハマリな場所でした!すごく面白い!

反射炉とは、鉄を効率よく溶かし、大砲などを作るための設備です。

幕末に作られましたが、現在も残っているのは奇跡だとか…。

もちろん、世界遺産に指定されています。

反射炉は、その構造の概要は知っていましたが…。

正直、鉄が溶けるまで高温になる理屈に、今一つ、私は納得していませんでした。

これで本当に鉄が溶かせるの?

石炭の熱が通り過ぎるだけに見える…。

…。

でも、この韮山反射炉のガイドさんのお話を聞いて納得しました!

上の図、横から見ているから分かりにくいんですよね!

正面から、この反射炉の中を見ると、天井がドーム状になっていて、鉄材に反射で熱が集中するようになっているん

です。

ピザ釜と同じですね!

なるほど!と、思いましたね!

炉の中は耐熱煉瓦で作られていますが、この煉瓦をガンガンに暖めて、内部を円形にすることで、一か所に熱を集中

させるんです!

ちょうど、凹面鏡で光を集めれば、火がおこせるのと同じですね!

この辺のことを、このガイドさんが、とても分かりやすく説明してくれました!↓

伊豆の名物ガイドさんを目指されているそうです!(もうずいぶん名物になっているような…。)

その他にも、この炉を作った江川英龍について、分かりやすく説明して下さりました。

「お台場」を作った方だったんですね!

点と点だった歴史の出来事が、ガイドさんの説明で、全体の流れに結び付きました!

また、水車を利用して、大砲を削り出し、仕上げていたのにも驚き!

今でいう「旋盤」ですね!

電気がなかったので、水車を動力としたようです。

確かに大砲は旋盤がなければ作れません…。

(数年前に、あの大和の主砲を削り出した旋盤が、産業遺産に指定されていましたね!)

でも、大砲を削るには、その鉄よりも硬い削り刃、いわゆる「バイト」が必要なはずです…。

どうやってバイトを作ったの?

また謎が出来てしまいました…。

ここはまた来てみたいですね!

 

さて、そのあと、私は懐かしい場所へ…。

丹那エリアテイクオフ!

伊豆スカイラインの道沿いになります。

私が一番最初に、ハンググライダーで飛びだした場所です。

いってみると…。おお!と、そこにいた皆さんが、私を見て驚いた!

懐かしい顔がいっぱいいらっしゃいましたね!

皆さん、まだ飛ばれていたんですね!

でも、ずいぶんと老人になっていました…。

 

丹那エリアを後にして、今夜の宿までやってきました!

道の駅くるら戸田!

温泉併設の、静かな道の駅です…。が、

年末年始とあって、いっぱいですね!

何とか場所が取れました!

コメント
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