昨年の暮れくらいから、ちょっと「般若心経」を覚えていたのですが…。
やっぱこのお経スゴイ!
たった278文字の中に、仏教の神髄を集約したそうですが…。
(私はまだ未熟者のため、ところどころ意味の解釈が出来ていない。)
でも、その意味を理解することって、人生を豊かにすることにつながるということは分かります!
さて、それでは「般若心経」ってどんなお経か?
今夜はそんなお話です。
本来、般若心経って、おおもとになるお経が存在しています。
それが、大般若波羅密多経というものらしいです。
コレ、あの玄奘三蔵法師が持ち帰り、訳したものだそうですが…。
なんと600巻もあるスゴイお経なのだそうです。
でも、いくらありがたいお経でも、600巻もいちいち読んでられない…。
だから、ダイジェスト版で短いながらも仏教の神髄を伝えたのが「般若心経」なのだそうです。
般若心経について詳しく知りたい方はこちら→般若心経とは?
…。
で、そんなダイジェスト版の般若心経も、278文字もあると、これまた長くて読むのも面倒…。
…。と、言うことで、更にこの般若心経って、実際に覚えてみるとどんな感じか?
私は凡人なので、その辺を皆さんにお伝えすると…。
はっきり言って、ラップです!
覚えやすいように、それでいて意味がちゃんと伝わるように、韻を踏みながら、絶妙に文字を並べています。
仏の教えを分かりやすく説明するために、ミュージカル仕立てにしているという言い方も出来ると思います。
こんな言い方をすると、一見お経を舐めてかかっていると思われるかもしれませんが…。
ラップって、はるか昔から存在していて、漢詩なんかも必ず韻を踏んだりしていて、読みやすく、聞こえが良くなるよう
にしています。コレ、ラップですよね?
また、わらべ歌なんかも思い出してみてください。みんなラップになっていませんか?
当然、お経を考えた方も、相当な学がある方ですから、その辺も大変気を使って作られたのだとおもいます。
また、その文章の表現方法も面白い!
例えば…。
不異空空不異色色即是空空即是色。
という文面があるのですが…。
コレ、覚えやすいように韻を踏みながら、同じような意味の言葉を2回繰り返しています。
私も、文章を書くとき、特に大事なことは、違う言葉で同じ意味の文章を二回繰り返し、確実に相手に伝えたい事が伝わ
るようにしているので、「お!お~!」と思ったのですが…。
それだけこの言葉が大事なことだよ!と、言っているのですね!
般若心経の中身は、そんな言葉だらけ…。
一見、長くて覚えるのが大変そうなのですが…。
実際それをやってみると、意外と出来た!
やはり、文字の並びを工夫して、リズムが付くように作ってくれているからだと思います。
私も還暦を過ぎてしまいましたが、まだまだやりたいことがたくさんあります。
年をとっても、好奇心の塊なんです!
今回この般若心経を覚えてみたのもその好奇心から…。
以前から仏教にも興味があったので勉強したいと思っていたのですが…。
その手始めに、ちょっと般若心経を覚えてみました。
今ではネットもあるので、好奇心さえあれば、いくらでも好きなだけ、簡単に勉強できてしまいます。
いい時代になりましたね!