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ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

諸刃の剣

2017年04月06日 | 時事
もし日本でテロが発生して犠牲者が出たら・・・
それもテロの謀議を掴んでいながら、その時点で違法行為を立証できなかったために実行に至ってしまったら・・・
時の政権はきっと何故未然に防ぐことが出来なかったと責任を厳しく追求されるでしょうね。

一方で何かしら政権に批判的なことを話して合法的な抗議活動を計画していただけなのに、いきなり組織犯罪の可能性ありと決めつけられて逮捕されたら・・・
恣意的にそういった判断を事の良し悪しではなく権力の維持のために使われたら・・・
オヤジは「あの頃」を直接知らない世代ですが、「あの頃」に決して戻りたくないというのは正直なところです。

法律に限らずこういった制度やシクミは結局どうやって使うかによって結果が全く異なるまさに諸刃の剣です。
目的を踏まえてしっかり活用しようとする人もいれば、残念ながらその制度やシクミを本来の目的外のところにどう悪用するかに躍起になる人も必ずいます。
そのリスクも踏まえて制度設計をすることは容易なことではないと思います。

国の秩序と国民の安全を守るという観点での建設的な議論を期待したいところですが、これもまた容易なことではないでしょう。。。

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<「共謀罪」法案、審議入り 衆院本会議で論戦始まる>
ヤフーニュース 朝日新聞デジタル https://headlines.yahoo.co.jp/ 2017年4月6日

 犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織的犯罪処罰法改正案の審議が6日午後、衆院本会議で始まった。政府・与党は今国会での成立を目指すが、民進、共産、自由、社民の野党4党は廃案を求めており、今国会最大の与野党対決法案になる。

 法案の趣旨説明で金田勝年法相は「犯罪の国際化や組織化の状況に鑑み、所要の法整備を行うものだ」と必要性を訴えた。

 「共謀罪」は仲間同士で犯罪をしようと合意した段階で罪に問うもので、実行行為を処罰する日本の刑事法の原則を大きく変えることになる。国際組織犯罪防止条約の締結などを理由に2000年代に3回、国会に法案が提出されたが、「一般の市民団体や労働組合が対象となる」「思想や内心を理由に処罰される」と批判を浴び、いずれも廃案になった。
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