八代さん、後に続く言葉が抜けてますよ。

ヤフーニュース配信スポーツ報知2020年8月25日付「八代英輝弁護士、コロナ関連の誹謗中傷に『感染症の恐ろしさって、病気とともに恐怖心によって差別とか偏見を連れてくること』」を読んで感じたこと。

八代さん、後に続く「その恐怖心をマスコミが今日は新規感染者数がこれまでで最大だ、ついに大阪が東京を抜いた、このままだと45万人が死にますよ・・・などといたずらに繰り返し煽り立てること」って言葉が抜けてます。(笑)
典型的なマスコミの絶対正義志向による誤謬です。
自ら捲いた種なのに、さも他人事のように問題視する厚かましい性癖はアッパレです。

何故、新規感染者数だけでなく年代別の重症者数、死亡者数の推移と比率をこれでもかと繰り返し伝えないのか？
何故、通常のインフルエンザの実態と比較して感染者数、重症者数、死亡者数いずれも過大な数字ではないと繰り返し伝えないのか？
何故、日本が欧米に比べて感染者数は元より、重症者や死亡者が少ないことの考察を掘り下げてしないのか？

明らかな答えは、そんなことしたら視聴率が上がらなくなります。
そして、万が一の時に自分たちの逃げ道が無くなっちゃいます。
最悪な不安を煽るほど、最終的にそこまでいかない確率は高くなり、万が一当たれば「ほら、言った通りでしょ。」、外しても「用心に越したことなかったでしょ。」って言えますから。

勿論、楽観視しちゃいけませんが、リスクゼロを求めることもまたやっちゃいけません。
増してや感染したヤツが悪いという雰囲気は、様々な方が言及されますがかの「失敗の本質」で説かれた合理性より雰囲気に流される日本人のウイークポイントが未だ健在であることの証しです。
日本人気質は太平洋戦争の時から何も変わっていないんだと自らの自戒も込めて改めて感じます。
（いやはやゴーマンでした。）