ビール飲みオヤジの日々雑感

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20世紀初頭の音楽

2022年09月11日 | 音楽
今回の所属オケの定演のプログラムはいずれも20世紀初頭の作品です。

ファリャの三角帽子は1917年に作曲され、1919年にディアギレフのアドバイスにより大規模な編成のバレエ音楽として初演されています。
マーラーの第9交響曲は1909年夏にわずか2か月ほどで書き上げられたそうです。

音楽史上でいえば、この間にストラヴィンスキーのバレエ三部作「火の鳥」、「ペトルーシュカ」、「春の祭典」が初演されています。
シェーンベルクは無調の音楽を書き始めていました。

一方でリヒャルト・シュトラウスが「ばらの騎士」や「アルプス交響曲」を完成させたのが1910年代で、イタリアオペラの巨匠プッチーニが有名なアリア「私のお父さん」を有する「ジャンニ・スキッキ」を発表したのは1918年です。

フランスではラヴェルの「ダフニスとクロエ」の初演が1912年でした。
ロシアではプロコフィエフが新進気鋭で活躍、1910年代に2曲のピアノ協奏曲、古典交響曲、ヴァイオリン協奏曲第1番などを発表していました。
イギリスではホルストが「惑星」を1914年から1918年にかけて作曲しています。
フィンランドのシベリウスは1915年に交響曲第5番を発表しています。

ちなみに日本で初めての交響曲と言われる山田耕筰の「かちどきと平和」は1912年の作曲でした。

音楽史の専門家ではないので体系も理論も踏まえず単なる羅列なんですが、この1910年代とその前後の音楽の多様さには改めて驚かされます。
ぶっちゃけ、マーラーの9番よりもファリャの三角帽子の方が作曲年代が後というのも驚きました。

そんなコントラストが際立つ両作品をまさに際立った形でお届けできるか。
今日の練習ではそんなところもテーマになりました。
意識をガラッと変えないと・・・、弦楽器の弾き方も譜面の読み方も変わるよね・・・
トレーナーの先生の言葉にいちいち納得しながらも、実際にやるとなると難しいんだよなぁ。。。


コメント
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