ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

クライマックスシリーズ

2024年10月22日 | 時事
(ヤフーニュース配信東スポWEB2024年10月22日付「【DeNA】CS『チャンピオン』ロゴに一部ファンがブーイング『巨人と8ゲーム差なのに』」)
暗に下剋上を期待しながら、下剋上が実現すると必ず起こるブーイング。
クライマックスシリーズの是非はシリーズが行われるようになってずっと論議になっていたことです。

確かにメジャーリーグのポストシーズンは地区優勝チーム3チームとそれ以外でリーグ内で勝率が高い3チームがワイルドカードとして戦います。
日本はチーム数がメジャーリーグの3分の1なのでそもそも地区に分かれてませんが、リーグ優勝チームと3位までの上位2チーム即ち優勝チームとそれに次いで勝率の高い2チームで戦うという点では、たとえ優勝チームと8ゲーム差で勝率も5割そこそこだとしてもメジャーリーグと根本のモノサシは同じです。

ポストシーズンのメリットはとにもかくにも消化試合を劇的に減らすことです。
興行面はプロとして大事だと思います。
今年のパ・リーグは典型でした。
ホークスの独走でクライマックスシリーズが無かったら1ヶ月以上ツマラン消化試合の羅列で萎むように終わりでした。

メジャーリーグではワイルドカードからのワールドシリーズ優勝は直近10年を見ると3回でした。
片や日本シリーズでリーグ優勝チーム以外がシリーズ優勝したのは同じ直近10年では2回、いずれもホークスでした。
そう考えると横浜の日本シリーズ出場は決して日本特有のことではなく、興行のシクミ上起こり得る下剋上がたまたま今年起こった程度なのかなとオヤジは受け止めています。

レギュラーシーズン優勝の意味合いを問う声も少なくありませんが、現行ルールの中で全てアウェイでファーストステージで2戦先勝し、さらに1戦ディスアドバンテージを背負いながらセカンドステージでも4戦先勝したことは、ポストシーズンの枠組みを踏まえれば驚異的な強さだと思います。
そもそも日本シリーズで日本一を決める時にワールドシリーズに準拠した4戦先勝が相応しいのか、敢えて絡めば議論の俎上にそこは何故上らないのかと。

この手の議論は決着をつけるというより、その時期が来るとその議論自体を楽しんでいる節もあります。
何より今回のセ・リーグのクライマックスシリーズがその経過とともに結果でも盛り上がったのが何よりの証拠。

一方でリーグ優勝を独走で勝ち取ったホークスがファイターズを寄せ付けずにクライマックスシリーズを早々に終わらせた強さもまたクライマックスシリーズならではだったと感じます。

なんだかんだ負けた方のファンは文句を言います。
でも下剋上のおかげで日本シリーズがどうなるかを否応なしに注目してしまいます。
同時期となるワールドシリーズに簡単には喰われないことでしょう。
これでいいんだとオヤジは思いますけど。
コメント
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