ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

レッスンを受けることは先生の公演を聴くことなのか?

2020年02月29日 | 音楽
ヤフーニュース配信弁護士ドットコム2020年2月28日付「JASRAC勝訴、音楽教室での演奏にも『著作権料の徴収権』認める 東京地裁」を読んで感じたこと。

新型コロナウィルス騒ぎの陰に隠れて、とんでもない判決が下されていました。
レッスンの時に生徒に教えるために教師が手本を示すことは公衆に対する公演行為だという判決です。

音楽家の誰もが著作権が大事で尊重されるべきことは認めていると思いますし、演奏会の都度、しっかり支払っている人が大半だと思います。
だからこそ、JASRACの文化の視点を持ち合わせない拝金主義に反発するのです。

今回の判決は、法曹界がロジックありきの文化音痴、常識外れである己に極めて無頓着であることも改めて露呈しました。
レッスンの時に生徒に教えるために教師が手本を示すことは公衆に対する公演行為だという認識が是とするなら、音楽以外で学校や塾で教師が物語や詩を朗読して生徒に聞かせるのもまた公衆に対する公演行為ではないですか。
音楽だけが特権があるなんてこたぁありません。

芥川先生が天国でこんなことのためにオレは頑張ってきたんじゃないと嘆かれてますよ。


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