舐められたもんだ

自民党のお偉方は間違いなく有権者である国民を明らかに舐めていると思いますよ。
（ヤフーニュース配信毎日新聞2024年3月14日付「世耕氏、参院側への全額キックバック『どこからか始まった』　政倫審」）
自民党の最大派閥は何かを決めた時に、誰がどう決めたのかが判らないようなガバナンスの存在しないアナーキー集団なんだそうですわ。


どうせ野党は各論で折り合えずに一丸は無理だし、有権者の多くは未だ民主党政権に懲りた空気を引き摺って政治が変わるなんて期待はしていないから浮動層が投票行動に大きく動くことは無いだろうし、低い投票率の中で組織票さえしっかり固めれば大勢に影響はないと考えているに違いありません。

そしてとにもかくにも「人の噂も７５日」。
どんなに見え透いたことを言っても、時が経てば印象は確実に薄れ、その時点での言動で風向きは大きく変わるものだと高を括っているのだと思うと腹立たしい限りです。
でも、そうではないと言い切れないのが現実なのかもしれません。

自分の1票では何も変わらないからその1票を簡単に放棄するのではなく、自らの意志が投じる「民意」の1票1票の積み重ねによって世の中を変えることができる民主主義の価値を大切に守らなければいけません。
選挙の投票率が高かろうが、得票率が高かろうが、ロシアの大統領選の実態を見れば国民の「民意」ではないことは明らかです。
（産経新聞配信2024年3月12日付「プーチン氏『圧倒的支持』演出へ　１５～１７日に露大統領選、ウクライナ侵略を正当化」）
（読売新聞オンライン配信2024年3月14日付「武装兵を伴い投票箱持ち有権者宅訪問、投票に『報酬』も…通算５選へなりふり構わぬプーチン政権」）