ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

数字の推移と比率の推移

2020年07月22日 | 戯言
ヤフーニュース配信日テレNEWS24 2020年7月22日付「全国で724人以上の感染確認 過去最多」を視て感じたこと。

「新たに判明した感染者数」についての「いつもの」報道ですが、いい加減この手の報道は聞き飽きました。

何故、感染者数を発表する際に検査母数を報道せずに、判明した新規感染者数だけを一律に時系列で比較して「過去最多」などと煽り立てるのでしょう。
そんなにマスコミは世の中を不安に陥れたいのでしょうか。

この放送局のHPで厚労省のデータを基にしたデータを纏めて公表してますが、厚労省のHPではPCR検査数の推移を但し書き付きながらオープンにしているのに、放送局側では一切取り上げてません。
母数は大事な数だと思うのですが何故?と考えると報道の意図が透けて見えます。

厚労省のHPにあるデータでは去る4月に緊急事態宣言が出た日曜日から土曜日の1週間で約48,000件の検査数ですが、直近7月では同じ日曜日から土曜日の1週間で約10万件です。
数字の上振れの可能性の但し書きはありますが、万人単位で誤差があるならそもそも発表に値しません。
しかも検査は濃厚接触者やその可能性のある人が最優先ですから、そのような前提での数字だとすれば、倍に増えた検査数から感染者数がそれ以上増えるのはむしろ当然です。
加えて、根本的な治療法はまだ確立していなんですから。

決して安心できる状況ではありません。用心すべき状況です。当然です。
かくいうオヤジもこの4連休はGOTOトラベルなんてとんでもない。近場で不要不急の要件のみです。

でもね。。。母数の変化を踏まえた比率の推移に言及せず、象徴的な数字の増減だけで殊更「過去最多」の文言で危機感を煽り立てることが報道として果たして「事実の報道」なのでしょうかね?

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